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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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こんにちは豊島ミホです。
最近長くかかってた仕事がおととい終了し昨日はぱーっと遊びにいって
今日も……まだ……遊びたい! ってなってる不良主婦。
でも雨が降っているのでとりあえずブログを書き始めた次第……。

あ、昨日は「羽海野チカの世界展」@池袋西武ギャラリーに行きました☆
最終日だったので、紹介してもあれなんですけど……ごめんなさえ……
大好きなイラストたちを原画で堪能してきました。
感想はちゃんと感想ノートに書きましたので割愛(はぁと)

下の写真は、おみやげに買ったイラストブック☆ 
一枚一枚しっかりめの紙で、はがせるようになっていて、
フォトフレームとかに入れて飾れるんですよ! 
1400円でこれ。大盤振る舞いすぎやで。。。

b0039091_16301834.jpg



開いたページ左のイラスト、大好きすぎてスケジュール帳に貼ってた。。。
なんかのおまけでシールがあったんだよね〜。YUKIちゃんのシングルかなぁ。
スケジュール帳を変えるときにさらに剥がして日記帳に貼り直した!

右のふきんは帰りに池袋西武で買ったクローバー柄ふきん
で、会場で売っていたわけではないです。
普通にふきん買いにいったら、ちょうどクローバー柄があったので、つい。



とかっていつまでも雑談してられない。告知でーす!
このムックに参加させていただきました!

中高生からのライフ&セックス サバイバルガイド (こころの科学増刊)

日本評論社



ライフ&セックス……サバイバル?! どんな本?!
ってなるかもしれませんが、こちらの詳しい目次
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7193.html
を見ると感じがつかめるかと。

1)心理学の本を多く出版している日本評論社さんが
2)中高生に向けて、
3)身近なメンタルヘルスまわりの問題と、その具体的な対処法を集めて作った

……本、と説明すればいいですかね。

色んな分野の筆者さんが、おひとり15枚くらいのボリュームで原稿を書いています。
タイトルで「中高生からの」と謳っているだけあって
専門家の先生たちもやさしく読みやすく書いていらっしゃいます。

私は「いじめ」の担当でした。
いじめについて、被害当事者に向けてのメッセージを書いて欲しい、
というご依頼をいただいて、いじめ被害と価値観についての話を書きました。
昨年出版した、『大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』
内容的にはかぶってくるんですが、
その中から15枚で言えることを整理して取り出した感じの原稿になっています
(岩波書店さんから許可いただきました。ご快諾ありがとうございました!)。

いじめって、事態そのものをどうするかということも大事ですが
目に見えないところ……被害者のこころへの長期的な影響、っていうのも
もぉちょっと。表沙汰になってもいいと思うんですよね……。
でも私は専門家でもなんでもないので
(今回の稿では「経験者」という立場で語っています)
「世の中もっと、こうすべき!」みたいなことは言えない。
ただ、今いじめの被害に遭っている子や、
いじめが通りすぎてもその影響から抜けられない子には、
パイセンとしてこれ言わないと! あれも言わないと! みたいなことが
色々あったんで、その辺書かせてもらっています^^

「パイセンとして」って言っても、もちろん説教じゃないですよ!
ここ……覚えておくともしかしたら心的ダメージの値を減らせるかも、みたいな
ちょっとした裏技紹介w
うん、「先に似たようなダンジョン通った人の裏技情報」くらいの気持ちで
読んでもらえると嬉しいような内容です。

いじめ被害の長期的な影響、っていう話をすると、
「いつまでグダグダ言ってんの?」「もっとつらい目に遭ってる人いっぱいいるよ?」
「そんな性格だから……(以下矢継ぎ早のdis)」
みたいなこと言ってくるひと、ぜったいいる!
でもさ!


うるせえ!!(泣)


とおもうよ!
べつにこっちだって何かのせいにしたいとか思ってるわけじゃないんだよ!
ただ「はいいじめは終わりました立ち直って!」って言われても
こころが流血状態だから立ち直れませんてだけなんだよ!
すぐ立ち直れないことを「はいお前自身のせいお前だけが悪い」って言ってくる人は
なんのために言ってるの? どの立場から言ってんの? 趣味?

もうね〜〜〜〜^v^



このまま書いていると単なる怒りの発露になってしまうので
ムックの紹介に戻しますね……。

この『ライフ&セックスサバイバルガイド』の面白いところは、
「思春期におけるメンタルのピンチ」「セックス」「人と人とのつながり」
3種類の話題を並列で置いているところです。
ばらばら……なようでいて、なんかこー 根っこでつながってることであり
3つがそれぞれ支えあっているようでもあり。ですよね。

この本、保健室に置いてあったりすると
すごくいいだろうな〜〜と思います。
価格が安くない代わりに、話題が多岐にわたっている
(そして1こ1ことてもしっかりしてる!)ので、
個人で持って一気に読むっていうよりは、
保健室でみんなでちまちま……。
手に取りやすい、A5の教科書くらいのサイズです☆

私も保健室で読んだ本色々あるなあ〜
なぜかうちの高校の保健室では
上野正彦さんの『死体は語る』が人気だった!
(ん? 『死体は生きている』のほうかな? よくわからん)
保健室登校メンバー以外にすら貸し出されてたし
私もその本を一番覚えてるww

でも、あれ……? 今思うと、「保健室の本棚」って
普通、ある……???? うちの先生オリジナルのはからい……??
by refri5erat0r | 2016-08-18 16:46 | 告知
こんにちは豊島ミホです。
長いことブログを書いてませんでしたが
あまりに面白すぎる本に出会ったのでっ……!
すぱぱぱっと紹介しちゃいたいと思います!


びりっかすの神さま (偕成社文庫)

岡田 淳 / 偕成社



『びりっかすの神さま』

1988年発表の超有名な児童書です。
私の世代がだいたいリアルタイムですよね……
でも小学3年で活字界から逃亡した私は読んでませんでした。
この間夫が「急に再読したくなった」と買ってきたので
私も何の気なしに読んだんですが、まあ……


はんぱねえエンタメ性とメッセージ性に戦慄!!!!


舞台はとある小学校の4年1組。
主人公の始(はじめ)は転入生です。
転入早々彼が教室で目にしたものは、
くたびれた背広を着たぼさぼさ頭の妖精!

やがて始は気づいていきます。
そのクラスの席順が、テストの順位を元に決まっているということ
(※成績悪い人が前、だったら指導のためなのでわかるけど
 悪い人ほど後ろという「ただの見せしめ」系)。
テストも給食を食べる速さも、
「人に勝つ」ということが奨励されていること。
「びりっかす」の人間は、当然のようにみんなから見下され
先生の前であろうといじめられていること。
そして「妖精」が、何か競争の結果が出るたびに
「びりっかす」の人のところにまとわりついているということ……。

だいたいこの辺までの話は夫に聞いて把握していたので、
読むまでは
「びりでも誰かは君のがんばりを見ているよ!」
的なお話かなあと思ったんですよ。
困った時に、「びりっかすの神さま」がちょっとだけ手を貸してくれるとか……。

でも全然そんなお話じゃないんです。
「びりっかすの神さま」はなんの力も持ってないし
びりの子の味方でもない。
きみはいったいなんなの、と始に問いただされた妖精は
自分をこのように語ります。


  競争して順位をつけると、とうぜん最下位のものができる。
  おれは気がつけば、いつも最下位をとった子のまわりに
  ただよっていたんだ。
  いや、そういうよりも、
  できのわるかった子の気分っていうか、感じっていうか、
  そういうものがよりあつまって、おれがうまれた
  っていうほうがいいかもしれん。

  (偕成社文庫版 p.38-39より)


へんな妖精=「びりっかすの神さま」は
教室の空気やびりの子の劣等感そのものであって
状況に介入する力も意思も持ってないんです!
うひょぉ。

そして彼の姿は、転校生である始にしか感じられません。
びりの子も、そうでない子も、
妖精がふわふわ教室の中をただよっていても
全然気づかない。
始は、よりダイレクトに妖精とコンタクトするために
みずから最下位を取ることにし、それに成功します。
最初はきれぎれの声しか聞こえず、姿があやふやだった妖精も、
びりを取るとはっきりと姿を現し、心で対話できるようになります。

なんだこれ社会学の話か?!

って思ったよねうん思ったー
システムに組み込まれちゃうとよくわかんないことを
外側から来た人は認識できるし、
意図的に状況を動かしてみることもできる、みたいな。
妖精との対話というのは、客観的分析のことかな? 
と思いました、最初は。

でも、さらに思わぬ方向に話は進みます。
キーになるのは妖精との対話。
「気分」とか「感じ」である妖精を
意識した上でびりを取った始は、
妖精と対話できるようになりますが、
これがなんと! 始以外の子にも起こるようになるのです。
そうすると、どうなるか……?

あっちょっとこの辺からネタバレ入ってくるな……。
全然筋を知りたくない方はこの辺で離脱してください。

んもーこの先の展開がすごい!
ここまででまだお話の3分の1くらいにしかなってない!
出てくる子はみんなわりと普通の子、普通のクラスなのに
まじかよっていうほどエキサイティングに話が転がっていきます。
痛快爽快! でも悪い意味でのフィクションっぽさは全然ない!
正直、誰が読んでも、何歳の人が読んでも
絶対面白い本になると思います!

あーこの名作を今まで読まないできた私って。。。

でも、子どもの時読んだ、って人も
もう1回読むといいと思いますよ。
大人になってわかることあるはずなんで。

下にネタバレ感想文も書きます。
ほんとにネタバレなので。できれば読んでから見てもらいたい。
by refri5erat0r | 2016-06-15 15:20 | 読んだものの感想
上の記事の続きであるところの
『びりっかすの神さま』ネタバレ感想文です(あらすじはそちらで説明済)。
感想文ゆーても学校の感想文に役立つようなものじゃないんで
それを求めてる方はよそへお願いしま〜す☆



この作品の舞台となる教室は、
人に勝つことが目的の競争主義社会。
そこに、過労で父を亡くした始が入っていく……
というのがまーいっこポイントになっているとは思います。

「がんばる」とは何か。
それは、人に勝つことじゃない。勝つためにやるんじゃない。
「本気でやる」ってことなんだ……
この本を最後まで読んだ時に、
一番わかりやすく見えてくるメッセージはそれ。

でも、この本の舞台を
「人に勝つことを奨励される特殊な教室」
って読むだけだとちょっともったいないんじゃないかなあと
私は思いました。

確かに話の中で、始の「がんばる観」はわかりやすく変わります。
でももっと変わってるものあるよね?
お話の最後の最後、始のこんな述懐があります。


  とつぜん、転入してきた日のことを思いだした。
  みんな、のっぺりしたへんな顔に見えたっけ。
  それがいまは、したしみのある顔ばかりになっている。

   (偕成社文庫版 p.176より)


これは始が「転入生だったけど、友だちが増えた」ということ
だけを示しているのではないと思います。
教師の前ですらいじめが横行し、
成績のいい者と悪い者が口をきかない、
ぎすぎすした教室が、変わったということではないでしょうか。

予想つく方もいらっしゃるかもしれませんが、
私はこれを「スクールカーストの物語」として(も)読みました。
物語の中では、競争や順位付けは
結構わかりやすい悪役である担任の先生によって行われています。
でも、これを現代の私たちは、
自らやっている(もしくはやらざるを得ない状況になっている)んだ……
あれって、競争なんだ。って。
物語が始まってすぐ発見しました。

その「カースト」が、見事に解体されていくというのが
この本の筋なわけです。

カーストを解体したのは、なんだったのか。
「びり」を取れば不思議な妖精が見えるようになること、
「びり」を取ったもの同士で
授業中にテレパシーで会話できるようになること、
などなど、「おもしろさ」があったから! っていうのが
やっぱりこのお話では強いようにも思えますが
(びりになる特典がこんなにあったらそりゃなるよ……)
現実にもあるもので言うならば、
「対話」だと思います。

さっきちょっと書きましたが、
設定上、この物語では「びりを取り、妖精の存在を信じた」者だけが
テレパシーを使うことができるようになります。
心で話す。
それによって、もう発言力や相手への視線
(話しかけたくないとか、話す意味もないとか)関係なく
強制的に相手と対話せざるを得なくなるのです。

物語の序盤では「びりっかす」の常連で
いじめられているだけだったみゆきという女の子が、
対話する相手を得てからは、
そのウォーミーな性格によって、
発言を尊重されるようになります。
テレパシーというある種強制的な対話が、
教室に点在しているだけだった個人をつないでいくのです。

そこに「おおお……!」って思ったよね!!
「びり」が面白いからみんなやりました、仲良くなりました、
ついでに「がんばる」の意味も知りました
――っていうそれだけのお話じゃない! と思う!

まーこれを
テレパシー使わずにリアルでやれるかって言ったら難しいけど……

競争っていうのは対話を奪ってんだな
相手を知らないっていうことなんだな


って。思いました。

もうほんと、著者の岡田さんは
どうやってこんな設定思いついたんでしょうねぇ……。
みんな読もう! まじに!
今こそ『びりっかすの神さま』読むべき時代!



今は忙しいんですけど、
この夏、実はちょっと仕事のスケジュールが
ゆったりめになっているんです。
それで個人的に……学校&教育関係の本を
じっくり読んでみよう!! と思っていたりします☆

とりあえずこれ読みたい\(^o^)/
絶対読む\(^o^)/


学校へ行く意味・休む意味: 不登校ってなんだろう? (どう考える?ニッポンの教育問題シリーズ)

滝川 一廣 / 日本図書センター



学校ってなに?
クラスってなに?
みたいなのを、とらえなおしたい。
「なに」ってか「どうであるべき」みたいな
自分なりの理想を見つけたい。
いつまでこだわってんだよーって言われそうだけど
なんかこれ、もう、こだわるべきところなような
気がしてきたんだわ。
過去っていうより未来に向けて。
by refri5erat0r | 2016-06-15 15:14 | 読んだものの感想

運命の文理選択(9/6)

豊島ミホです。
『リテイク・シックスティーン』@青春アドベンチャー放送中です〜。
もう10話まで来ました。
音楽が入るとまたいいですね! わかりやすいですね!
削ったテキストの分の情報を確実に補ってると思います。

以前の記事で言及した、収録見学の時の似顔絵、
ここでもアップさせていただきますねー!
演者さん4名×作中の制服の勝手コラボです☆

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この学校は、女子がネクタイ、男子がネクタイなしの制服なんですよね。
自分の高校が棒タイだったんですが、だいぶ前に、若い読者さんから、
「棒タイってなんですか??」っていうお便りをもらったことがあって
(「檸檬のころ」に出てくる)、
なんかもう……棒タイは一般的でないのかも……とか思い
ネクタイにしてみた。という流れでした(だから男子はネクタイがないんです)。
にしても女子だけネクタイはすげー不自然ですよね!
でも、リボンだとまた、イメージが違っちゃうし……。不自然なままでしたw



今日は文理選択の話をしたいと思います……。
『リテイク・シックスティーン』で話の転換点に使われている文理選択。
「成績的には文系なのに、理系を選んだせいで授業についていくこともできなくなった」
という、作中の孝子の設定は、フツーに私の経験談の流用です。

文理選択、大きな選択ですよね。
私の選択は本当に「間違った」と言えるくらいひどいものでした。
2年生以降、理数科目の定期テストは確かマジですべて赤点……
そして伝説の数学0点へ。。。

よく「迷ったら理系」って言うじゃないですか、
文転は簡単だけど理転は難しいから……みたいな。
でも文転だって……私くらい「理系からの落ちこぼれ度」が極端になると
簡単じゃないですよ。心が。心の平穏を保つことが!

文転って一言でいうけど、その中には、
3年からクラス替えてくれって担任の先生に泣きながらかけあったり、
0点のテストを親に見せるために「こんな子どもでごめんなさい」って置き手紙書いたり、
受けなかった教科の模試の受験料を教室でみんなの前で手渡されたり、
3年の3学期からなぜか文系クラスで授業受けたり、
そういうことが含まれているんですよ……。

まさか理系を選んだせいでこんな目に遭うなんて。
高1の私は思ってもみませんでした。

ただ漠然と、「接客とか営業とか自分は無理そうだから、
なるべく口をきかなくてよさそうな研究職につきたい」
「大学で教授に気に入られてそのまま院に居座りたい」
「白衣かっこいい」
「理系は女子が少ないから自分でもモテるかもしれない」
とか思っていただけです。

っつーか、すごい長い間忘れていたんだけど、私の理系選択には
超低俗な理由が隠されていたんですよ!

「文系の女子のほうが怖そう」

っていう理由がね!

怖いっていうか……チャラい? 
今の言葉で言うと、リア充?
絶対文系のほうが多いと思ったんですよね!
その点理系クラスは真面目ちゃんな女の子ばっかりで安心! って思いましたよね!

文系クラスに行く→チャラい女子に威嚇されて自信が縮む→
文系学部に行くとさらに女子がチャラい→しかも文系の男子はチャラい女子に弱い(決めつけ)
→高校生活がぱっとしない上、大学行っても彼氏ができない

理系クラスに行く→真面目な女子たちと仲良く平穏な生活→
女子の少ない工学部に進学→とりあえずゲームとパソコンの話してれば男子と仲良くできる
→高校生活は地味だが平和、大学入ったら彼氏選び放題

という計算をしました。

蓋を開けたら


理系クラスの女子のほうが怖かったwwwwww
論理的なリア充マジパネエwwwwww



マジ……パなかったっす……(泣)
いや精神的にデキてる理系女子もいっぱいいましたけどね。。。
でもボスキャラの最大HPでいったら
理系女子は文系女子の2倍くらいあった。
そして文系クラスが思いのほか平和だった(年度にもよるだろうけど)。

そんな中で成績的にも落ちこぼれて、
俺の選択にはいいところがありませんでしたまじで。
失踪→成績大転落→不登校 とコンボを起こして2年と3年はリアルに留年危機。



いったい俺の理系選択はなんだったわけ。
ってやっぱ最初は思いました。
泣き暮らしました。
あの時文系さえ選んでいれば
今頃平和な高校生活を送っていたかもしれないのにって
(数学はやっぱ赤点だろうけど……)。

でも、もし今本当に文理選択をやり直せても——
今の経験値を持って高校生に戻れても、
私は文系クラスは選ばないと思います。

やっぱり落ちこぼれて私立文系進学っていうオチになっても。
一部のクラスメイトがおっかなくても。
理系を選んでじっと耐えてると思います。

なんで? ってのは完璧に説明できる自信がありませんけど。
文系とっても理系とっても、どっちみち「正解」っていうほどでもなかった
っていうのはひとつあります。
結局大学進学が必須じゃなかったというのが自分の人生で。
文理選択に「高校生活が〜」「彼氏が〜」
みたいな計算を入れてる時点で……本気で勉強したい人たちと違う人生!!

あとは、理系を選んだという「失敗」そのものが
もう今の自分の人生に取り込まれているから。
今、私は「ド文系」な世界に生きてますけど、
これは理系で落ちこぼれたからやっていることで、
もし文系で(当社比)ソツなく人生を過ごしていたら……
いったい何になっていたのか?
悪い意味で怖い! なんか怖い!
あんまりそっちのルートを採りたくないな! っていう感覚があります。

そして最後に……ちょっとですけど、
高1の自分の未来像を裏切らなくてよかったな。
っていう気持ちがあったりもします。
高2になれば。微分と積分を理解できない時点で、もう
そんな未来ないってわかっちゃうんですけど、
少なくとも高1の時点では、ほんとに白衣で試験管振ってる自分が見えてたわけで、
ただのほわ〜〜っとした憧れだけど、それを
「私は成績的に文系だから」
「理系に行って失敗するのが怖いから」
という理由で潰さないでよかったな。って。
まあほんとちょっとですけども。。。
今になると思ったりするんです。。。

……結局すべて、「喉元過ぎれば」言えることかもしれませんけど。
喉元は過ぎるんだよ間違ってなかったよ! って
高2の自分に言ってあげたい。



なんかねーーー変な話ですけど
私、高校生の時、
未来の私が助けにきてくれないかなぁって
よく思ってたんですよ。

20代とか30代くらいの自分が、
こう、ちょっとかっこいいお姉さんになっててwwww
「未来のあなたよ!」「助けにきたよ!」
「あなたの人生全然大丈夫なんだよ!」って
1日だけタイムトリップして言いにきてくんないかなあ〜〜〜っ

とか。アホなことをマジで考えていました。
誰に助けて欲しいって、自分に助けて欲しかった、
それが一番安心するなって思ってました。

残念ながらタイムトリップはできない。

でも、私の人生、
「高校生の自分に伝えたい!」っていうことが
いっぱい起こって、たぶんそれって普通の20代30代の人より
ずっと頻度が高い。
あの時の自分を助けたい。今なら助けられる。
なでなでできる。って気持ちがだんだん大きくなっていきます。
(まあ、かっこいいおねえさんではないけど)

それってタイムトリップとは違うけど、
もうほとんど同じものである気がしませんか。
え? しない?
by refri5erat0r | 2013-09-06 22:50 | 雑記
こんにちは豊島ミホです。
『別冊マーガレット』7月号、発売になってます!
いつもの読者ページに加えて、その後にコミックスレビュー
(6/25発売、萩原さおり先生『ノスタルジア』)を書かせていただきました。
先月の安藤ゆき先生『透明人間の恋』に引き続き! おすすめ! です。
この1ページレビューは本当に本気出して書いてるので見てやってくださえ。。。
(いや別に他のコーナーも本気出しているけど)

そして実は今月号の特別企画、
アルコ先生と咲坂伊緒先生のスペシャル対談も
構成&書き起こし 担当させていただきました!
(先月国会図書館にひきこもった日があったワケはこれ)

書き起こしは、金のティアラスクールで経験済みだったのですが
自分で質問などを構成した経験は今までにゼロ。。。
徹底的に調べて、両先生のコミックスも読み返して質問を用意し
当日を迎えたのですがめっちゃ。。。緊張しました……。
2013年のハイライトですね。。。。(え)
すごい……貴重な経験をさせていただいて……
もうね〜〜〜〜
正直私がその時感じたことのすべては文章には入れ切れてないです!
(つか私の感想文じゃないし。対談記事ですし)
でも少しでもそれを他のみなさんに伝えられたらな〜みたいな
気持ちで。書き起こししました。
至らないところもいっぱいあったと思いますが、読んでいただけたら幸いです。
アルコ先生、咲坂先生、両先生の担当様、ご協力ありがとうございました!

あ、対談は両先生の合作『俺ライド!!』の派生企画って感じなのですが
『俺ライド!!』めっちゃ面白かったですよねwww
対談の前に、編集さんからネームで見せてもらったのですが
その段階で笑いが! 止まらない! みたいな感じでした。
でも絵がしっかり入ると一層おかしいwww

咲坂先生のスペシャル読み切り「その面影を知ってる」は
一転してしっとり……! 
「面影」の正体がわかるところでなんかこう……
胸がぶわってなりました。
同じ経験はないのに、わかるわかるわかる! みたいな……。
よかったですー
単行本とかにスグ入るのかな? どうなのかな?
色んな方に読んで欲しいですが……。



いつも読者ページの1ヶ月遅れWEB版をご紹介して、記事締めるのですが
今月は例外的に……本誌の(今月発売分の)「よりみちお悩みカフェ」について、余談など。

学校で男子にいじられている、というご相談だったんですが、
いじられ、つーかいじめられっこだった私がガチ返答させていただいてます。。。
(今月は別マリ子さんは質問&ツッコミ役なかんじです。)

本当、いじめに関する言論で不思議だったのが、
「もしもいじめられたら、いじめっこに対してどう思うのが正解なのか」
があんまり言われていないことです。
被害者から加害者へ……ってことですが、
被害者から、いじめそのものに対して、っていうことでもあるかなぁ。

記事でも書いたけど、今になるとわかるのが、
いじめっこの子たちを、許さなくても、認めなくても
全ッ然よかったんだなあ〜〜〜〜ってこと。
当時は、「それでもこの人たちを認めなければいけないのか」
ってことに、ぐじぐじしてました
(だって周りは結局、私のほうに「現況への適応」を勧めてくるしね)。
「私をいじめる理由」を理解しなくちゃいけないのかなとか。
そこまでいかなくても、奴らの鬱憤溜まってるのを……
私が受け止めてあげてるwww みたいな風に思ったほうが
私も楽なのかなとか。

でもそんなん、しなくていいんだよね。
「私をいじめたあいつらのことは大嫌い」
で、全然いいんだよね。
大事なのは、いかに、大嫌いなあいつらから遠い場所に行くか、
そして大嫌いなやつらと正反対の大好きな人たちのところに行けるか
です。
憎たらしい人がいても。好きな人を失わないでいれば大丈夫です。

なのに私は腐って……。
誌面にも書いたけれど、当時一緒にいてくれた友達のこと、
大事に出来ませんでした。
「この人たちがいてくれるから大丈夫!」
っていうふうに。いてくれることに対して心から感謝できなかった。
「私のことなんか切り離したいだろうに、仕方なく面倒見てくれてるんだなあ〜」
「悪いなあ〜……」
みたいな感じでぐじぐじして。

それがなんか。ほんとに。すっごく、悪い事だったと思ってます。
宮木あや子さんの『学園大奥』解説でもちょっと書かせていただきましたけれども。

自分のことをばかにするやつがいたら、
もっとばかにされることを恐れて引っ込むんじゃなくて、
むしろその分、幸せにならなきゃいけないんだねー。。。
すごい……すさまじく時間が経ってから気付いたことです。
その時、周りの人の言うことが「我慢しろ」みたくしか聞こえなかったとしても
(さっきも書いた通り、周りは結局、環境に対する「適応」をすすめるしかないので……
 教育問題のガチプロでもないかぎり)
しなければいけないのは「我慢」じゃなかったんだ。
もっとずーっと楽しいことを見つけることだったんだ。
と、思います。
自戒を込めて。
嫌いな人ばっか見てないで、傍にいる人を信用して過ごしていればよかったな。

なんかすこしでも、相談者さんのお役に立てたことを祈ります。

こ、この話、もちろん高校時代の自分を省みながら書いたけど、
もももしかして作家時代のこととも重なってくるんじゃ。。。

……。

(´;ω;`)ブワッ

Web版のほうのご相談内容は、
「友達とふたりで仲良くしてたのに、第三者が成り行きで
 割り込んできたあげく、自分のことを友達扱いしてくれない」でした。
こっちは今月の本誌と、ある意味逆の回答をしていたんですよね!
ニュアンス的に、こっちは何か逆転の余地があるかな……と思ったので。
同性同士で、「友達の友達」ですしね。

しかし私も自慢じゃないけど「友達の友達」とあんまりすんなり仲良くなれないほうですw
この件に関しては諦めがついてきたwww
by refri5erat0r | 2013-06-14 13:35 | 告知

中学20年生(5/23)

こんにちは豊島ミホです……

なんかわからんけど1週間前くらいからむちゃくちゃブルーです
誰か……
オラに元気をわけてくれ……



唐突な話題なんですけど、昨日
「クラスメイトを全員思い出せる間は同窓会に行かないほうがいいのかも!!」
というのを思いついたんですよ。

長いしずっと純粋な雑談ですので折り お時間のある方はどうぞ
by refri5erat0r | 2013-05-23 15:21 | 雑記

リア小時代(1/28)

こんばんは。豊島ミホです。
ブログ記事を書いている余裕がないので、私の小学校1年の時の作文をコピペします。
人生初の自由題作文でした。
まずはツッコミも補足もない生の状態でどうぞ……誤字脱字もママです
(名前だけ仮名にしました)。




「たたかいごっこ」 Iさわ R子
 きのう、わたしは、Cたろうくんと、たたかいごっこを、しました。
 さいしょ、きょうしつに、いたけれど、たいいくかんに、いどうしました。
Cたろうくんが、「ボアッ、ボアッ。」と、かかってきたので、「ボアッって、なんだ。」と、きいたら、「ばぁか。」と、いわれて、しましました。 たたかいごっこで、なんぼまいったか、じぶんでも、わからない、くらい、やられました。でも、なかないで、かんばりました。わたしは、男の子に、「ダンプIさわ。」と、いわれて、いるので、なき虫の男の子は、ちかづきません。きょうしつで、やっているときは、大ぜいでかかってきました。それで、こころのなかでは、「いたいな。」と、おもいました。 男の子に、キックされた、うでは、まだ、いたいです。
男の子は、さいしょ、いばって、いたけれど、あっちも、まいった、みたいです。 このまえは、まだ、よわくて、「ダンプIさわ。」なんて、いわれて、いなかったけれど、  このごろ、「ダンプIさわ。」と、いわれて、なんだか、男になった、ような、きもちで、たたかいごっこを、やりました。
 たたかいごっこは、プロレスごっこと、かわりなかったです。 もし、テレビに、でたら、女のR子だって、たいてい、いばって、みせるよ。だって、ほんとうは、男になりたいんだもん。 たたかいごっこは、すごく、おもしろかったです。「男の、あそびでも、けっこう、おもしろいもんだ。」と、おもいました。「R子が男に生まれて、いたら、いまより、ずうっと、ずうっと、つよいだろうな。」とおもいました。 中学生に、なったらいまより、ずっと、ずっと、男っぽい名まえに、なるから、いまとっくんしないといけないかもしれない。もし、そうだったら、どうしようかな。「ええと、ああして、こうしてああし【※】て。」とおもってるうちにときが、すぎていっちゃうな。どうしよう。やっぱり、 おかあさんに、やってもらう。おとうさんと、すもうを、とる。一ねん生でこのくらいだから、二ねん生で、キックして、パンチして、みみを、ひっぱる。三ねん生でかみを、ひっぱって、チンチンを、キックする。四ねん生で、なんでもする。五ねん生六ねん生と、つよくなる。こう校生になったら、もしかすると、スケバンになるかもしれない。もし、スケバンに、なったら、なおさなければならない。どうやってなおすかは、わからない。もし、ふりょうに、なったら、どうしようか、わからない。だから、どうしようもない。たたかいごっこは、おかあさんごっこより、ずうっと、おもしろい。だからずっと、やっていたいけれど休みじかんがみじかすぎる。 休みじかんをもっと、もっと、もっと、のばして、ほしい。休みじかんのほかに、べんきょうじかんぬかして、みんなほしいな。【改頁・この後は※を継いで書き直した模様】
て、ああ、どうしようも、ないな。」たたかいごっこでも、女だって、する。でも、R子だけ。どうしてほかの女の子は、たたかいごっこを、しないんだろう。とってもおもしろいのにな。こんなにおもしろい。いたいは、いたいけど、じぶんから、かかっていって、たおした、ところが、おもしろい。R子なら、「アハハ。」と、わらってやったよ。だって、ひっくりかえるところがおもしろいんだもん。「おっとっと。」といって、ひっくりかえってしまうんだ。ふつうの男だと、なんいもいわないで、ひっくりかえるけど、へんな、男の子だったら、「ドテ。」といってひっくりかえってしましました。たいいくかんでは、おにいさんたちがボールを、なげて、あそんで、いたので、「ぶつかってケガでも、しないかな。」とおもったけれど、だいじょうぶでした。もし、ケガをしたら、かぞくが、「なんとか、かんとかぁ。」といって、もんくを、いうから、ぶつからなくて、よかったな。
もし、ぶつかっていたら、先生に、でんわまでしなければ、できない。でんわでR子もしゃべらなければ、ならない。たたかいごっこって、とっても、おもしろいから、女の子と、一どでもいいからやってみたい。もしやったら、R子が、かつに、まちがえない。もし、かたなかったら、「おかしいな。」と、おもう。すもうをやるのは、よわい。だって、おされて、せんからでて、おしだしに、なるんだから。たたかいごっこを、すると、わたしは、パワーアップを、して、つよくなる。だから、パワーがなくなると、まけてしまう。パワーの、もとは、おかしで、おかしを、たべると、パワーまんてん。でも、ずいぶん、たたかいごっこを、やらない、ことがある。だって、パワーを、つかうと、たいいくの、とき、リレーで、わたしの、しろくみが、まけて、しまって、もんくを、いわれるからです。もんくを、いうとき、「わりな。わりな。」とはやしたてられます。たたかいごっこって、おもしろいな。【おわり】




自分的ツッコミどころベスト3

3位:最後のgdgdぶり
2位:学校提出作文に「チンチンを、キックする。」と書ける私の羞恥心のなさ
1位:女子相手に容赦ないC太郎くん

これ、現物が出てきたのは、秋田に帰って1年目の大掃除の時(当時27歳)なんですが、
書いた記憶は普通にずっとありました。
「人生初のフリー作文にテンション上がりすぎて自主的居残り、
 男子との喧嘩を題材に原稿用紙5枚の大作を書き上げて先生に渡したが、
 特に褒められなかった」
というふうに憶えてました。
でもここまで……ここまでフリーダムなしろものだったとは……!
先生そりゃ褒めないよ……。没部分含め2000字書いてあっても褒めないよ。
でもまる1枚分くらいをその場で没判断して書きすすめたことはすごいと思う。
6歳で推敲能力あるあたい秀才☆ って思います(素)


以下、補足&感想有りバージョン。まったく同じ作文です。

も、もはやお暇な方のみどうぞ……
by refri5erat0r | 2013-01-28 00:17 | 雑記
こんにちは。豊島ミホです。
光文社新書の新刊『教室内カースト』(教室内に「スクール」とルビ)(著・鈴木翔)に、
拙著『底辺女子高生』からの引用があると、友人がたれこんでくれました。
買いにいって読んだ後で、ご献本もいただきましたww
献本いただいた分は別の友達にあげます……。
鈴木さん光文社さんありがとうございました!

ただで本もらったからっつってレビューするとは限らないぜ!
という方針の当ブログですが(いや殆どもらいませんけど……)、
自分のお金で買って読んだ時点で感想を書こうと決めていたので、
書きますね。
感想と言うか内容紹介になるかも。

教室内(スクール)カースト (光文社新書)

鈴木 翔 / 光文社



「スクールカースト」というのは、うちら(81年度生まれ)より下の人なら
だいたいが見ただけで言葉の意味を察してくれると思いますが、アレです。

 人間が出会うと、そこには必ず「値踏み」というものが発動する。同性だろうと異性だろうと一緒。人は相手が自分より「高い」のか「低い」のか見極めようと(というか「分類してしまおうと」)するのである。
 そんなことない、私はそういうのと関係ない、と否定したい人もいることだろうが、中学や高校で、この「値踏み」を前提にグループが形成されることまでは否定できないと思う。「高い」子は「高い」子で集まる。その様子を見つつ「中間層」が決まり、そこにもれた子=ほぼ「低い」子がなんとなく集まる。そうして新学期が始まるのだ。
<『底辺女子高生』(幻冬舍・2006)p31-32>


これが、『教室内カースト』に『底辺女子高生』から引用していただいた部分です。
スクールカーストって、コレ……っていうのを
端的に表した(なおかつフィクションではない)文章として、
引用していただいたのかな。

だいぶ前の著作ですし、個人的には色々思うこととかあるんですが、
その文章の是非は置いておいて、本書の内容を紹介したいと思います。



まずタイトルで「どんな過激な本!」ってビビる人もいそうですが、
内容的にはそんな過激なものではありません。
第1章で、「スクールカースト」という言葉が今どうつかわれているかという導入があり、
第2章では「いじめ」、それから「生徒文化」についての先行研究を紹介
(これがまたすげー丁寧に、専門用語をできるだけ排して紹介されている……やさしい……)
しつつ、新しく生まれた「スクールカースト」研究の位置づけを行います。

著者の鈴木さんご自身が、スクールカーストの実態にだけ興味がある人は
2章を飛ばして3章から読んでも構わない、と書いているだけあって、
2章の存在には学術的な意味合いが大きいです。
(なぜこれを研究するのか、似たような研究にどういったものがあり、
 そこで言及されなかったものはなんなのか……とかって、学術論文には必要なんです。)

逆に言うと3章〜4章がモロに新しい「実態報告」! ……ですが、
そんなにドギツい報告があるわけではありません。
大学1年生10人に、小・中・高の教室の様子を振り返ってもらったインタビューを引きつつ、
神奈川県の公立中学の2年生3000人弱を対象にしたアンケート調査も分析。
今、教室の中でこういうことが起こっているんだよーっていうことを、
丹念にレポートしています。

インタビューの内容は、「経験者」の私たちには、ほぼ「あるある」話です。
カースト下位でも、仲間うちで居る時はフツーに楽しい。
「下位」仲間自体がヤなわけじゃない。
でもクラス全体で活動を行う時不利益を被るのがヤだ。
たとえば修学旅行の班決め(こっちに決定権ゼロ……)。
たとえば文化祭のだしものの話し合い(なんか言っても却下されるだけなので沈黙……)。
「下位」グループ出身者から語られるエピソードは、
目新しいものではありません。

でも「スクールカースト」が発生する背景や、発生の実態を
アンケートデータで客観的に分析していくのが3章/4章の意義深いところ!
たとえば4章最後では、スクールカーストでの地位は
固定化してしまって、(下がるのは簡単でも)上げられるものではない、
ということがデータで示されています
(アンケートなので、本人の主観ということにはなるけど……)。
クラス替えでメンバーがシャッフルされてどうこうなるとか、
まして何かのきっかけで誰でもブレイクスルーできるものだとか、
「地位」はそういうもんじゃない……っていうことを、立証しているんです。

「『スクールカースト』は個人的な被害妄想じゃなく、ありふれて存在する現象」。
4章までの主旨はこれだと思います。
「そんなこたぁわかってるよ!」「これをどうにかして欲しいんだよ!」と、
現役(学生)のみなさんは叫びたいと思いますが、
「これ」が「ある」っていうことを言っただけでこの本は意義深いんです……。

「被害妄想」「気にし過ぎ」「考えんな」
高校生だった私が、この類の言葉を何度言われてきたか。
ただ机に座って授業を聞いていればいいんだ。それだけなんだ。
教室に行けない私に、そう言った先生がいました。
(もちろんそれだって威圧的な言い方ではなくてほとんど懇願であって、
 先生なりの「留年させたくない」って思いやりは感じ取れました。
 昔も今も、非難するつもりはありません。)
でも今は——この本が出た後の世界は、
「スクールカースト」という概念がちゃんとある世界なんです。
先生が言うことは結局変わらないかもしれないけど(いや本当、同じかもねw)
「なんかこの子気にし過ぎなんだよね……」じゃなくて
「『スクールカースト』が強いクラスなのかもしれないな」って
内心で考えてくれる先生がちょびっとだけ増えるかもしれません。

……。

という希望を打ち砕かれるのが5章・教師篇なんだな!!!

(どんでん返しキター!!!)

5章(正確には“教師にとっての「スクールカースト」”という章題がついている)は、
3・4章と方向性をがらりと変え、
現役教師へのインタビュー調査の報告になっています。
「スクールカースト」という言葉は持ち出さず、
教師から見える生徒の立場の強弱について、自由に語ってもらったそうです。

インタビューの対象となった教師は4名(+調査を断ったりした数名?)。
この4名全員が、「スクールカースト」を認識している。
強いやつと弱いやつがいるということを。
……でありながら、それを積極的に認めて——ほぼそのまま生徒への評価として!!——
使っているというのです。
この世は弱肉強食、その縮図として教室が存在するのはアタリマエ〜
ここで鍛えていってね☆ って感じです
(この文章、完全に私の言葉でくくっちゃってますが。)

この本の主旨からいって、ここで調査に協力した先生をなじったりするのは
どうかと思うので、私からは何も言いませんし、
読んだ人も個人攻撃には走らないで欲しいなぁと思うのですが……。
(そして先生全員がこうであるとは思いたくない。私は現状思ってない。)

とりあえず、著者の鈴木さんは
3・4章でわかった「カーストは固定化して、努力でどうなるものではない」という事実と、
5章の教師の認識「カーストは生徒の能力があらわれたもの。やる気があれば上がる」、
この2つの間に食い違いがあることを、
6章「まとめと、これからのこと」で指摘しています。

そして6章には、今(現状の研究でわかったところで、そして現状の学校システム内で)
できる限りの、著者から読み手へのアドバイスが簡潔にまとめられています。
ここまでずっと、「スクールカースト」があることの是非に触れてこなかった(たしか……)
著者さんが、初めて、個人的な意見を覗かせている場なのです。
(でもそれも落ち着いた書きぶりで、悪い意味で感情的なところは一切ありません。)

現役「カースト下位」の読者さんは、5章あたりが特にキツいと思うけど
(高校卒業して13年になろうとする私でもキツかった……)
ぜひ6章までたどり着いて下さい。
たどり着いても……「下位から脱出する方法」とか
「スクールカーストを今すぐ完全になくす方法」とかが書いてあるわけじゃないんだけどな!
著者の鈴木さんが本書の内容を「パイロットスタディー」とご自分で評している通り、
この本は「スクールカースト」研究のはじまりの1冊だと思います。
まだはじまり。でもこれから、研究のメスは入るのです。



この本が高校生の時存在してくれていたら、
教室に行きたくない理由を示すにはこれ1冊で済んだのに。
っていうのが、私の『教室内カースト』への一番の感想です。

「スクールカースト」という言葉が(一般的な用語として)生まれたことで、
リスクもあるかもしれません。
特に学校サヴァイブ中の現役世代は、スクールカーストの存在に過敏になってしまったり、
(いまでもかなり過敏だと思うけど……もっと! ってこと)
かえって「普通にあるもんなんだー」「あっていいんだー」って
「上」のやつらが調子こいたり(「上でよかったー☆」的な〜)。
そういう可能性もゼロではないでしょう。

だから、言葉がある以上、
「そんなものあっちゃだめなんだ」
「ないほうがみんな快適なんだ」っていう方向に、
みんなで(大人含め)もっていけたらいいなあ、
そういうふうに社会学の研究が進んだらいいなあ、と思います。

あー「ない」って、「みんな仲良く☆」ってことじゃなく
あるグループに教室全体が変に威圧されることがない ってことね。。。
理想の近い状態も、私は経験したことがあるんだけど、う〜ん、
「上下」というか「イケてる←→イケてない」の対立軸をなくすのは無理だけど
全体で何かする時とか、あとほんとに気が向いたらw グループ外とも
自由に交流できる ってくらいなら、目指せるてか有り得ると思う。
気が向いたら、タイミング合ったら誰とでも喋れるくらいのクラス。いいよね。



あ、あと全然関係ないんですが「読んだ本」つながりで。
今月の『FEEL YOUNG』(1月号)、
いがわうみこさんの「愛され洋輔」がめっちゃ面白かったです!
私いつもフィーヤンは電子書籍で読んでるからそっちにリンクはっとく……。
こちら

あとは、「ハトよめ」最終巻刊行のお知らせが今朝来てたな……。
(ブクログお知らせメールに「ハグキ」を登録している……。)
どんなふうに終わってるんだろう……。
by refri5erat0r | 2012-12-21 15:57 | 読んだものの感想
タイトル通りの記事ですが、映画『桐島、部活やめるってよ』の試写に
先週行ってまいりました。
コネとかなんもなしに一般試写に。
「集英社○誌合同試写会」のお知らせが雑誌に出ていた時期に、
応募券を貼ったハガキを出して、ふつうにチケットをゲットしました。
なんだか、広告を見た時に、惹かれるものがあったので。
「この映画は多分面白い」「そしてヒットする」
「映画館で立ち見とかヤダから試写で観れるなら観るべき!」
という直感が走った。

そしてその直感の正しさたるや……。

むっちゃくちゃ面白かったよ!!

ただでけんもらったから書いているんじゃないよ!

試写会場の盛り上がりからして半端なかったです。
最初はみんな、どんなものが始まるのかしら……ってちょっと構えてる空気だったんだけど
途中から小さな笑いが時々起こるようになり、その間隔がどんどん縮まっていき、
クライマックスでは手を叩いて爆笑しても全然浮かないくらいの大盛り上がり!!
多分座席だけ見ていたら「映画を観ている」ということはわからないね、
長時間のお笑いライブ会場かというくらいの雰囲気でしたよ。

そして、物語がエンドロールに流れ込んだ時の……ざわめき!!

私も「え〜〜〜!!!!」って声に出して言っちゃいましたもの。

まじかよ!

桐島!



ではコント的な映画なの?? かというとそんなこともなく……
チラシとかでは「青春エンターテイメント」と銘打っていたと思いますが
本当にそうとしか言えない……
喜劇ではない。「仕掛け」というような「仕掛け」がメインだとも私は思わない。
メインはやっぱり青春であり、誰もが通り過ぎた
あの「学校」という箱の中(の人間関係)の描写だと思う。

それがでも……懐かしいとかじゃないんだよ
懐かしさを超えてくるんだよ。

笑いと興奮がやまぬままエンドロールを前に
私は正直ちょっとだけ泣いてしまいました

なんだろうね、私もいっぱい青春時代とか書いてきたけど
その時超えられなかったハードルを超えたというか

青春、高校時代というのが私は私の中だけで完結していたのだけれど
(させようとしていたんだと思うけれど)
それをばっと捕られて青空の彼方へ投げられたみたいな
そんな出来事だった。
『桐島〜』を観たというのが。

端的に言えば、すかっとした。
本当にすかっとした。

こうして、他人がつくったものが
自分の中の、手をつくしきってしまって途方に暮れているような領域を
ブチ壊してくれることってあるんだなって

というかやっぱりそういうのは他人の役割なんだなって

そんなことを考えて泣いてしまったのでした。



友だちと一緒に観にいったんだけれど
もうずっと興奮が冷めなくて
ホールに残って最後の数十人になるまでがりがりアンケート書いて
会場を出ても電車の中でも電車を降りてからも
エンドレスで『桐島〜』の話!
あのシーンよかったとか登場人物のあいつがどうとか
あとはもちろん自分らの学生時代の話とか……。
映画を観終わってから軽く3時間は引っぱってたねwww

「あーし絶対ブログで紹介するし!」とか
その場で宣言したのでこうして書いてます……。

この映画を一番楽しめるのは私みたいな奴、
学校ヒエラルキーの底辺だった奴です! まじに!
エンタメとして昇華されるよあの時代が。
(わかんない、あんまり卒業から時間が経ってないとどうなのかとか
 リアルタイムで底辺高校生やってる子たちが観るとどう感じるのか
 まではちょっと想像できないかも……
 でも30歳で引きずってるような人はこの辺で昇華すべし)

あああ。
すごかったーすごかったよー。

ただオススメする前に重要な注意点があります

公式サイトのトップで流れる前フリ映像みたいのを観ないほうが楽しいってこと!

さっきリンク貼ろうかと公式探してみて、初めてその映像観たんですが
「えっこんなに面白いとこ先に流しちゃうの!!」みたいな……
だめよだめよ! 何も知らないで観にいくのが面白いよ!
登場人物紹介すら見ないほうがいいよ!
もう公式の上映館情報のページにリンク貼っちゃうぜ
↑ここで最寄りの映画館だけ調べて観にいったらいいと思う!

ちなみに実は……前情報の代表たる「原作」も読んでいないです私(朝井くんごめん)。
同行した友だちは読んでいて、「読んだほうが楽しめる」って言ってたけど
私は読まないで行ってすごく楽しかったので、どっちがいいかは不明。

『桐島、部活やめるってよ』は8/11〜から全国結構いろんなとこで公開されます!
大ヒットを心から祈ります!
by refri5erat0r | 2012-07-31 23:26 | 雑記