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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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<   2013年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

こんにちは、豊島ミホです。
NHKFMの連続オーディオドラマ「青春アドベンチャー」
放送予定の、私原作「リテイク・シックスティーン」。
昨日はその収録を見学させていただいてまいりました!



以前もこのブログで書いた通り、「青春アドベンチャー」は
マジで私が高校時代に(+予備校、大学1年くらいまで?)愛聴していた番組。
月曜日から金曜日の夜、15分間の放送なのですが、
毎日真剣に聴いていたのはもちろん、ナチュラルに
感想ハガキなども出しちゃっていました……。
高校時代は下宿生だったので、友だちと一緒に聴いたりすることも!
かなり思い出深い番組だったのです。

当時は小説家という進路を本気で考えてはいなかったのですが、
いつか何らかの形で「青春アドベンチャー」にかかわりたいっ!
という思いは漠然とありました。
(就活の時にディレクター職受けてますしね……結果は鮮やかに1次落ち☆)
だからこうしてオーディオドラマにしていただくことになり、
なおかつスタジオに見学に行かせてもらえるなんて……

夢がかなったテンションでどうにかなっちゃうかもしんない

くらいに思っていたのですが。

以下かなりがっつりのレポートです
by refri5erat0r | 2013-07-30 16:07 | 雑記
こんにちは。豊島ミホです。
昨日、「文芸あねもねR」の収録にお邪魔してきました〜。
といってもまだ私の番ではなくって、三日月拓さんの「ボート」の収録でした。
田中敦子お姉様の素晴らしき朗読! を生で堪能してきちゃいましたよー!

今回おひとりで朗読をされた敦子さんはじめ、
立ち会いの井上喜久子お姉様、スタッフの皆様の
プロフェッショナルぶりには驚愕を通り越してポカーン( ゚д゚ )でした。
収録が始まってすぐ「時計の音入ってるから止めたほういいね」、
「さっきからハ行がふくのは
 (「ふく」ってなんだろう? 息の音が風みたく入るってことかな)
 マイク位置が悪いみたい。調整しよう」などなど……。

全部私には聞き取れませ〜〜〜ん!!!

あと、イントネーション問題がすごく難しかった!
一応そういうののチェックのために私も居たのですが
みなさんが迷うシーンでも、何が正しいかさっぱり(T▽T)

というわけでお力添えできたかは相当怪しいのですが、
配信されたらお知らせします☆
せめて宣伝でお力添えしたい……。

* 

ところで、先日チラッとお話したGoogle+(GoogleによるSNSサービス)に
アカウントつくった件についてまだちゃんとご説明してなかったんで、改めて。

Google+始めました〜ヽ( ´ ∀ ` )ノ
(そこからかい)

アカウントはこちらです。
これ、↑プロフィールじゃなくて、投稿を見られるページにリンクしてるので
ここさえブクマしていただければ、別にGoogle+に参加しなくても
私の投稿を見ることはできます(記事は「一般公開」で書いてるので)。
+に参加してフォローしていただいても、いただかなくても、見える記事は同じです。

じゃあこのブログと同じ存在じゃん? Google+をやる意味は何?
ってことですが、
なんだろー、電子書籍とかデジタルモノの話題を
もっとマニアックに展開できる場所があってもいいかなーと思って……。
ここはアナログ派(≒デジタル嫌い)のお客さんも結構いらっしゃるので
あんまり電子電子した話題ばかりだと嫌われちゃうかと
遠慮してたところもあり。。。。

逆にGoogle+は、参加してる人たちはもうバリバリのデジタル派ばっかりですからw
そっちでなら喋ってもいいかなって!

でもわかりません……どれくらい喋るか……
方向性も変えるかもしれないし……
まだ試運転って感じです。
とりあえずパブーで動きがあった時の告知は必ずGoogle+に入れようと思ってるくらいで。
他の展開は不明。
投稿が少なくなって自然消滅したらごめんなさい!



そしてグープラ(←Google+、私は心の中でこう略してることが多いです……)と一緒に
ちゃんとお知らせしてないままだったのが、パブーにあげたエッセイについて。

あれ、ちょっと前にブログ記事として書いたやつだったんですけど、
文章的にあまりにも浮くな〜と思ったんで。
ぱぱっとPDFにして、簡易電書っぽくパブーにあげてしまいました。
0yenです。パソコン上で読んでいただけますし、ダウンロードもできます
(どちらかというとダウンロード推奨かしら……)。
お気軽にどぞー。

こういうのこそePubにして、みなさんのePub体験に使っていただきたいんだけど、
今、私の愛用する制作ソフトが致命的にいかれてまして(´;ω;`)
何故かまったくわからないけど、新規ePubが作れない状況です。
「グラジオラス」「結晶」の作り直しまでは大丈夫だったんだけどなー?

エッセイの内容は、昨年、同人誌『A+』に寄せた短編
「晶子の息子」の裏話的な感じです。
小説を読んでからエッセイを読むと、
あの話のどこがノンフィクションだったのかわかります・笑
読んでなければないで、普通に1本の話として読めるようになってますので
ご心配なく……。

ちなみにこのエッセイは、あくまでブログの延長というか、
「超おまけ」的な存在なので、定期更新とか次回の予定とかはないです。
またぽろっとあったらあげるかも、ですが。



なんか今回告知だけですんません。
もわっと……してる最近……
5月末から続く何かから抜けられてナーイ
by refri5erat0r | 2013-07-23 14:52 | 告知
【これまでのあらすじ】
読書感想文が死ぬほど苦手な小・中・高時代を過ごし、
大人になってからようやく「感想文を書くコツ」をつかんだ私。
その経験をもとに去年秋、「読書感想文攻略法」という
100ページ超のまんがを描き発表したが、
「あの」斉藤孝先生が『だれでも書ける最高の読書感想文』という
本を出版なさっていることに今さら気付いてビビった(斉藤先生の本の出版が前)。
ビビりすぎて読めないほどであった。
が、ネット上にある他人様の感想などを読んで、
方向性が違うような気がしてきたので、読んでみることに。



買ってきました、斉藤孝先生のご本。

だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)

齋藤 孝 / 角川書店(角川グループパブリッシング)



1時間半かけて読み終えました
(平易な文章でこの所用時間なので、結構ボリュームがあります)。

違ったっ……!

中身違ったよーーーー!!!!(安心で涙)

まあやっぱりカブる箇所もちょこちょこありましたがww
導入からして違ったのでほっとしました。

斉藤先生のご本は、まず「まったく読書感想文が書けない子」のために


モチベ上げ


から始まります。
なんと第1章、49ページまでかけて読み手の気持ちをageてくれるのです!

・やらされてる感は捨てよう!
・感想文はコミュニケーションの一種だから、その能力は一生使えるよ!
・思いを形(文章)にすることで、感想を深められるよ!

等々……読み手が自発的に感想文を書く気になるように励ましてくれます。

・宿題だから仕方ない。一発で正解書いて片付けましょう
・ちなみに、センセイが喜ぶヤツが「正解」です
・センセイが何を期待してるのか考えよう、攻略しちまおう

から始まる私のまんがとは180度と言っていいほど違います。

これはなー! 正直読み手の性格によって、どっちが頭に入るか違うだろうなー!
私は中学生くらいの自分を読者に見立てて書いてますから、
自分だったらもちろん後者のほうが「いっちょやってやるか」って気になると思う。
でも、そんなにひねくれてない子は、斉藤先生の導入のほうが
「そうかー! がんばるぞー!!」って気持ちになるだろうね。うんうん。



あと、一番大きな違いとしてあるのが、
私の「攻略法」は基本的に「正解は1本」
(色々アレンジがあるにしても、外してはいけない基本構成が1つだけある)
なのに対し、
斉藤先生の「書き方」では「正解は無い」「感想ならOK」ってことです。

これはまあ、導入から生まれてきちゃう差でもあるよね。
「自分のための」感想文だったら、そりゃ本人の書ける範囲内でいいし
感想を素直に書いてもいいと思う。
でも私は、「学校提出のための」感想文というスタンスですから、
「センセイが喜ぶ最低ライン」を満たすモデルを1つ明示しています。

この辺に関しては……正直、どうだろうか……。
本当に「書けない」子が選んだほうがいいのはどっちか? 悩んじゃいますね。

斉藤先生は、「書けない」パターンとして、相当文章力/読解力が低い子を
想定したんだなって思います。
つまり、(読んだ本の)主旨をとらえてなくても許される子に対して、
それでもいいから書きなさい! 大丈夫だよ! って言っている。

でも私のまんがの「書けない」パターンって違ったんですよね。
「感想文が書けない!」という主人公をふたり立てたのですが、
片方は「読解力や文章力は高いが、未知の本を読むモチベ低め、感想文が何かわかってない」
片方は「簡単な物語ならすらすら読む程度の読解力はあるものの、
感想文が何かわかっていない」人物。
要するにふたりとも「ただ単に感想文が何かわかっていない」設定です。
読解力や文章力にムチャクチャ難があるという設定ではありません。

これもやっぱり、私が自分自身を省みて、
「感想文とはコレのことだ!」っていうアンサーを先にもらえさえすれば
あとは何も要らなかったのに〜〜 と思ったからこその設定なのです。

想定読者が違うっていうことなのかな。
でも私は……文章力/読解力低い子にも(読む本のレベルを下げた上で)
「王道構成」は知っててほしいと思うけどな〜。

私が「自由に書くこと」につまづいたのは小学校3年の時でした。
思ったこと自由に書いても! 作文の時みたいにはセンセイ褒めてくれへん!! て。
作文はなん〜〜〜でも思ったこと書いていいのに
(ちょっと変わった行動や考えを書いた方がみんな喜んでくれるのに)
感想文はどうも違うみたいだ! なんで?! って。
その「なんで?!」に直球のアンサー欲しかったっす。

実は斉藤先生の「書き方」のほうでも、
いくつかあるバリエーションの中に、私が「攻略法」で示した基本構成が
含まれているんですよ。
っていうか、それが4章の「キラリと光る感想文の書き方」=上級編的なパート
で示されている。

上級かなあ? どうなんかなあ?



まあそこは「想定する読者の違い」ってことでいいのかもしれませんが
個人的に「えっ」と思ったのが、


そんな「想定読者」のわりに斉藤先生は難しい本をすすめてくる


ってことです……。

まあお考えがあるのかもしれないですよ。色々。
若いうちから上質な文章に触れて欲しいとか。
でも、本当にかなりの「名作」推しであることには
ちょっと疑問を感じました。
たとえばこんな本を読むと、こんな感想が書けるよね。って例が
ちょいちょい出てくるのですが、出てくるタイトルの5割はいわゆる「名作」!
(ヘミングウェイの「老人と海」、三島由紀夫の「金閣寺」、カフカの「変身」等々
 ダメおしに村上春樹「ノルウェイの森」なんてのも)


主旨をとらえる能力もない子にそんな本すすめるのやめいや。


と思いました(すんません)(ほんますんません)。
5章、ラストに「失敗しない本選びのコツ」が列挙されているのですが、
「短編なら文豪の『名作』をねらう」
というパラグラフがあり、私はそこにバツをふたつつけています……
(斉藤先生がすすめているように、私は本に書き込みをしながら読んでいます。
 本にもよるけど&やり方は多分は違うけど。こういう「感想書くと決めてる本」は)。

なんでそんなんすすめんの?!

時代を経ても、いまも変わらずに多くの人たちがその作品をいいと言い、
心に響くと評価しつづけているのだから、ハズレがない。挑戦する意義も高い。

<『だれにでも書ける最高の読書感想文』p.226より>

……だ、そうですが、
いやそれは大人になってから挑戦したら。
と私は思いました。
あとメッチャ頭よかったら挑戦したら。みたいな。

でも逆に言えば、私は読者の想定のわりに
平易な本をすすめてるってことになるのかもしんない。
「主旨」の説明で例に出したのが「アンパンマン」なくらいだしww
村上春樹の本は「無理して感想文対象にしなくていいんだぜ」の例として出しちゃってるしw
私が名作を推薦して、斉藤先生が平易な現代小説/ノンフィクションを
推薦してればちょうどよかった感……。



……とここまで、かなり批判的な感想を書いちゃいましたが、
それは「拙作との違いを際立たせるため」で、もちろん
「そうだよねー!」「やべえ完全にかぶった」「あ、こんな指摘もあるんだー」とか
○つけたところもいっぱいありますよ!

私の「攻略法」になくて、斉藤先生のご本にあったものとして、

詳しい「文章」の書き方

があります。
それが第3章「押さえておきたい文章作法と表現のツボ」にあたります。

・「です、ます体」と「だ、である体」どちらを選べばいいのか?
・どんなことに注意すれば実感のこもった表現が生まれるのか?
・そもそも、文章を書くときのマナーは?

などなど、私の攻略法では一ッッ切触れていない部分を、懇切丁寧に解説!
(私は感想文の表現なんてどうでもいいと思っているので書きませんでした。
 でもそれは極端な考えで、やっぱ一般的なニーズはこの辺にも存在しますよね〜……。)

それから、私が「えー」と思っちゃった「名作」以外で
すすめられているタイトルに、面白そうな本がいっぱいありました!
本文で二度言及されている宮本常一『忘れられた日本人』。
「あっ、これ先月、担当さんにオススメしてもらったやつ!」
「オススメ聞いて読もうと思ったのに忘れてた!」って思いました(読まなきゃ!)。
あと、米原万里さんの『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』という本も
二度紹介されますが、すごいそそられる紹介文でしたよ!



まとめると、

斉藤先生の『だれでも書ける最高の読書感想文』のほうが
内容も書き方も幅が広くとってある。
私の「読書感想文攻略法」は、
宿題をこなす最短ルートを示すために狭い。

って感じですかね。
奇しくもタイトル通りに……!www(奇しくもじゃないか。)

私が言ってることの6割くらいは斉藤先生のご本に含まれています。
残りがひねくれ成分&「マジで読書嫌いだった俺」成分ww
いっぽうで、斉藤先生のご本の中には個人的に
「そーそー!」と賛同できない部分もある、っていう感じですかね……。

私は予備校(の小論文&現代文の授業)で文章の書き方を習ったので、
「主旨は1本」
「思いついたからって主旨と関係ないこと書くな」
「一番平易で最短の表現になっている文章こそがクール」
ってのが基本としてあるんですよね(だから小説では短編が好きなのかもね〜)。
原稿用紙5枚は必ずそれで埋めるし埋まる! って思ってます。

……のわりに、主旨をつかむ能力を高めるコツとかを描いてあるわけじゃないのでwww
そこがお手上げな子には役に立たないかもしんない〜。
そういう方はぜひ斉藤先生の『だれでも書ける最高の読書感想文』のほうで
主旨なくてもOKな感想文の書き方を学んで下さい〜!!

で、そうじゃなく「国語能力が低いわけじゃないのに
感想文を書くといまいちな子、内容が散漫になっちゃう子」は
私の電子まんがを……
うっうっ、やすやす「買って下さい」と言えない価格なのが申し訳ないですけど……
試し読みの拾い読みだけでも……していただくと……
ちょっとだけ何かヒントが得られるかもしれないです……(超弱気)。

1話150円×(無料の1話目を除くと)7話=だから、
全部を買うとなんと1050円もしちゃうんだよね
(しかもデジタル使いこなしまくりな現代っ子から見ると絵がヘタすぎるっていうwww)。
でも、ラスト1話は「攻略法」にほぼ関係なしだからそれ除くと900円だし、
ほんとに「試し読み部分だけを読んで、途中脳内補完」していただいても構いません(泣)
諸事情で価格は下げられないんです。ごめんなさい……。

全8話の一覧はこちら
1話だけは無料で16ページすべてをお読みいただけますが、さすがにそこは導入だぜ……。



宣伝で終わるのもなんなのでw、改めて斉藤先生の本の内容をまとめますね。

【第1章 きみにも「最高の読書感想文」が書ける!】 
 マジで書けない子のモチベ上げ
【第2章 もう悩まない! スラスラ書けるようになる方法】
 ここまでの紹介で一切出てきてない章がこれですが、要するに構成初級編です。
 主旨をとらえずとも感想文を書くための手法がかなり具体的に・複数提示されています。
【第3章 押さえておきたい文章作法と表現のツボ】
 基本的な文章の書き方&書き方にまつわる+α
【第4章 キラリと光る感想文の書き方】
 上級編。構成と表現の話が入りまじる。主旨をとらえて書く方法もここに含まれる。
【第5章 読書感想文を書くための、失敗しない本選びのコツ】
 タイトル通り(?)

以上全5章。
紹介されてる本が……もっと読解難易度の低い本だったら……
個人的にも、すんなり「感想文入門として超オススメ!」って言えたな〜っていう
懇切丁寧本です。すっごいやわらかい言葉で書いてあります。
具体的にコンクール入賞作品なんかも引いてあります。
角川文庫さんから税別514円で発売中です今年の夏フェア本です!!

それに、あれよね。
なんで難しい本すすめんねんってことにはほんとに……
ほんとに深いお考えがあるのかもしれないですよね。
私は「読書の幅は人生経験と比例する」
「年齢に対して難しすぎる文章で読書トラウマ作られたらマズい」と
考えてるから若い子に名作ゴリ推しNO!! って感じだけど。

たったひとつかぶってた推薦本は、
西原理恵子さんの『この世でいちばん大事な「カネ」の話』でした。
あれはほんとに。読みやすいし書きやすい。いい(角川の本をさらに宣伝してフォロー!!)。
by refri5erat0r | 2013-07-20 22:38 | 読んだものの感想

モコ&猫(7/19)

こんばんは。豊島ミホです。
桜庭一樹さんの短編集、その名も『桜庭一樹短編集』から
「モコ&猫」を読みました。
1編読んだだけで感想を書くのか?
でもこの1編をずっと探していたんだもん!

桜庭一樹短編集

桜庭 一樹 / 文藝春秋



去年「読書感想文攻略法」の中で紹介させていただいた
森絵都さんの短編「17レボリューション」と同じく、
初出の雑誌で何気なく読んで「うわあ面白い!」「神短編!!」と思ったけど
特にその後連作になる展開もなく というか
それが載ったらしき単行本にも出会えず幾年月……ってパターンの作品でした。
「モコ&猫」は。



再会のインパクトもなかなかのものでした。
何気なく服とか買いに街に出かけ たまたま通りかかった書店に
どかんっと3面(くらい)の表紙見せで置かれていた本の表紙イラストが
会田誠の「あぜ道」!!(「あぜ道」所蔵館の解説

タイトルより絵が先に目に留まり、
「あの! 会田誠の! 初期代表作を表紙につかってくるなんて!」
「これで中身がショボかったらどうよ!」
と思った次の瞬間にタイトルに気が付き……
ああ、桜庭さんならいいわ……(←上から)
と溜飲を下げたのですが、ふと

……これに「モコ&猫」入ってるくね?

と、ひらめいたのです(まあタイトルが『短編集』ですから。。。)。
果たして目次を確認すると、入ってる!!!

そっこー買って帰りました。
なにしろすごくすごく昔(自分の実感的に)から探していた作品だもの!
何年も忘れていなかった短編だもの!



そしてさっき、「モコ&猫」から読んだというわけです。

ずっと探していたと言っても、実際に憶えているのは
「脂で顔がテカテカの女の子(モコ)と、地味で気弱な男子(猫)が出てくる」
「大学生くらいの話」
「テカテカな件に関して、女の子が自分で『性欲が強いからかな?』って言う」
「あと、とにかく面白い」
っていうところくらいでした。
ようするにあれだね。
テカっているヒロインを初めて見て感激したんだよね。
私もテカってるから。極度にテカってるから。

で、なんかどっちかっていうとイケイケでキワキワの
恋物語だな〜っというぼんやりした印象があったのですが、
今読んだら、
すっごいさみしい話だった。。。
後半が……
えっこんな展開だっけ? こんななっちゃうんだっけ?(泣)みたいな。
だめじゃないですけど。
こんな切なさ、憶えてないぞ! っていうくらい強烈に切なかった。
そしてあんまりイケイケな話じゃなかった(笑)

顔がテカってるZipper系(かな?)おしゃれガールのモコ。
モコにストーカーみたいに恋しちゃう地味男子・猫。
ふたりは大学1年の春に出会い、同じサークルで時を過ごします。
もうこれ以上はネタバレだっ……! と思うから、
ふたりやふたりの関係がどう変化していくかは書きません。
まー大学生→社会人入口くらいまでの話。

奥付を見ると2007年1月「小説すばる」掲載の作品なので、
私が最初にこの作品を読んだ時は、大学卒業後2年弱というところだったみたいです。
物語の終わりの二人と同い年って感じ……
なのに全然、その時のモコの雰囲気? 状況? が掴めてなかったと思われる。
学生時代のところにばっかり感情移入して読んで、
そっちのほうが強く印象に残っていたんですね。
「すご〜い希有な、最高の恋物語だ!」って。
同い年の平均より、ちょっと精神年齢が低かったんでしょうwww

しかし、詳しくは書きませんけど、
31歳の今読むと、頭がツーンとします。
ふたりの、決定的に通じ合っていないところがわかるから。
猫の最後の選択は、とっても正しくて、正しすぎて間違ってるような感じ。
そういうところまでわかって、なんか……
ちょっとね。ブルーになるっていうのと違うけど。
私大人になっちゃったし、モコと猫もそれぞれ大人になってたんや。
って思いますね。

いやいや、でも、面白いことに変わりないし
すっごく濃度が高いのにテンポのいい素晴らしい短編なので
おすすめですよ!
桜庭さんの文章は、重めと軽め両方ある気がしますけど
これマックス軽い方だと思います。
これを(文章的に)読めない人はいない……ってレベル! 
中学時代の私でも読める!(6年前の私以上の誤読をかますと思うが)



ところで明日から、夏休みですか?(※雪国除く?)

この夏休みに合わせて、「読書感想文攻略法」の、
無料まとめ小冊子みたいなんをつくろうと思っていたんだけど。
斉藤孝先生の『だれでも書ける最高の読書感想文』という本が
出てるのを知って、やる気を根こそぎ失いました。

勝てるわけないやん。斉藤孝に。
しかもあれですよ。「最高の」読書感想文が書けちゃうんですよあちらは。

こわくて何が書いてあるか見てないんですが(かぶってたらやだし)
向こうは文庫だわ角川だわ斉藤孝だわ(2回言う)……な上、
なんといっても価格差がありすぎて、もぉ
「ぜひ! 私のほうを!」とは言えない……。

悔しいからリンクなんて貼ってあげないんだからね!!!

つうか……この本、私が連載する前に存在してたわ。私が知らなかっただけで。
今ちゃんと書誌情報を確認するまで、今年の新刊だと信じてた!
(今年の夏フェア小冊子でばっちりがっつり宣伝されていたので)
お、お、オトロティーー!!!

……やっぱ読もうかな? 
感想とか調べてたら、結構違う内容みたいだし。
ふらっと本屋に行って買えたら読むかも。
by refri5erat0r | 2013-07-19 22:05 | 読んだものの感想
こんにちは、豊島ミホです。
別冊マーガレット8月号、本日発売になりました!
今月のみどころはなんといっても、幸田もも子先生の新連載初回!!
『ヒロイン失格』を終えてからこんなに即!! 戻ってきてくれて
読者としては嬉しい限りです! というかなんかもうありがたいです! なむなむ。

新連載の「センセイ君主」は、リア充ぽいのに非モテな女子・さまるん(←あだ名)が主人公。
そして『ヒロイン失格』の弘光君のお兄さんとゆー設定の
弘光先生が……なんだかキーパーソン的な存在として登場します。
弘光君がさらにパワーアップした風の……論理で心理をえぐり系☆センセイ
『ヒロイン失格』だって結構えぐってきたのに……
これ以上えぐる気なんでしょうか幸田せんせいは……
楽しみです!

ちなみに私は小学校の時の担任の先生が弘光先生と同じ雰囲気に見えてました・笑
かっこいい補正www
ほんとは「メガネ」「無愛想」「理系」しか合ってないとおもいます。

1ヶ月遅れのWeb版読者ページも更新されてますが
今回更新分につきましては、雑誌発売時の記事でこってり語りましたので割愛で。



あとですね。お知らせというか、みなさんご存知でしたか? な情報なのですが、
集英社の少女・女性向けまんが合同の直営電子書籍ストア
「マーガレットBOOKストア!」が先月末にオープンしました!
iPhoneアプリ形式のストアです。

特徴はなんといっても、アプリの中で支払いができること!
つまり、個人情報&クレジットカードをサイトで登録して
IDとパスワードを管理云々……っていうのが必要ないのです。
精算はAppleアカウント経由。
集英社のコミックスは、KindleやiBooksはじめ色んな形式で買うことができるのですが
(私もいろんな形式を試したよ……3つにばらけちゃってるよ……)、
直営が一番……安い?
コミックス1冊が基本、
iBooks→370円 Kindle・honto→368円 マーガレットストア→350円
ですね。ざっと調べた感じ。きっと標準価格が368円なんですね。

でもまあKindleで揃えたいとかそういう理由があれば。あれですけど。
まだ電子書籍でコミックス買ったことないよーという方には
「マーガレットBOOKストア!」がオススメです☆
アイコンもピンクでかわいいよーヽ( ´ ∀ ` )ノ 公式で見られます。
公式によれば、Android版も、リリース予定があるみたいですね。
皆様ぜひぜひ。
私もこれからはマーガレットストアでびしばしコミックス買うぜ!



さて今回の集英社広報はここまでだッ……!

他社さん広報行きます☆

南綾子の新刊『わたしの好きなおじさん』

わたしの好きなおじさん (実業之日本社文庫)

南 綾子 / 実業之日本社



発売からちょっと遅れて読みました。
ちょうど、この本の表紙イラスト(かわいい)を担当した
さやかさんに連絡する用事があったので
「いつも行く書店のおじさんにこの本を口頭で注文しようと思う!」と報告したところ
(※私はこういう無意味なドッキリが好きです。
  ドッキリしてるのはむしろ自分だけという説がありますが)
「ぜひやって下さい! なんなら動画で中継して下さい!」とか言われたのです。
そしてなんの疑いもなく注文するつもりでいたのですが、
ある日、普段行かない書店に立ち寄った時にふと
「ここにあったら買ってしまおうかな」
と思ったんですよ。

そしたら文庫の棚に平積まれていて。
こんな文句がデカデカと書かれたオビが目に飛び込んできたね……!


ちょっぴりエッチな恋愛小説集
こんなおじさんに、抱かれたい。


おいおいおいおい!!!!
ドッキリを通り越してセクハラで捕まるところだったじゃないですか!!!!!
さやかさん止めてよ!!!!
そして「ちょっぴりエッチ」を小さめのフォントで書いたところで
「抱かれたい。」って書いたらもう買いやすさぶちこわしだよ担当の人!!

結局本はその本屋で買ったので(レジは年配の女性だった)、
いつも行く書店のおじさんは私がそんなタイトルの本を買ったことすら知りません。
よかった。
みなさんにはこの本はAmazonなどで注文することを強くすすめます。

……っていう小話が本題じゃなくてだな。

この本はパネエ

というのが本題です。
この本は、っていうか、最後の1編「ふしぎなおじさん」が。
読んでる間に「やばいやばいやばいこれはほんとやばい」と思ったね。

ぶっちゃけてそこまでの5編はわりと「いつもの南さん(※エロあり)」です。
「問題小説」とか「特選小説」とか
別マを読んでいるお嬢さん方には縁のない感じの小説雑誌に
載るエロクオリティで、物語の文脈のみ女性向け小説になっている感じです。
「わたしの好きなおじさん」というタイトルからは、
数年前に流行った「枯れ専」とかいうジェントルなおじさまを連想する人も多いことでしょうが
南さんがそんなの書くわけないじゃん。っていう。アレですよね。
短編のおおかたでは、ダイレクトにエロいおっさんたちが跋扈(ばっこ)しています。

まあ、それもいい。いいんです。いつも通り南さんは上手いです。

しかしだ!
「ふしぎなおじさん」はそういういつもの「いい」くらいのレベルを
軽く凌駕している……!

こういうふうにやたら1編だけ褒められるのはどうなのだろう。
作家として微妙かもしれない。
でも本当に、他がだめだったわけじゃないんだよ! 1編が抜きん出ていたんだよ!

どれくらいかっていうと、まあ、
「私が読んできた恋愛小説ベスト5」に確実に食い込むくらい。
ということは瀬戸内晴美とかとガチで競るくらい。

なんかねええええ!!!
「泣ける」とかそういうことじゃないと思うんですよ恋愛小説て!
「恋愛だな」っていうそれだけだと思うんですよ!

意味わからないか? わからないですよね?
ごめん全然説明できない。どういう理由で心動かされたか。
個人的にどこがツボったのかは説明できるけど。
多分「恋愛」が色んなものとつながっているのが作中でちゃんと見えるところだな。
血縁と業、それと真逆の個人の意思、幸せに向かって生きる気持ち?
なんだろー世の中には、人を堕とそうとする力と、上げようとする力が
みっちりどこにでも存在していて、
たとえば磁石の磁場? みたいに、目に見えないけどずーと個人に対して働いていると思う、
それが、別の強い磁石を近づけた時みたいに
バチンッて全部変わり得るのが「恋愛」じゃないですか?
今書きながら思ったんだけど。
なんかそういうのが、文庫1冊の半分以下の分量に全部収まってる。
力作、奇作、快作だと思うよーーーー!!!!!

読んでよ!
読んで下さいよ!
南綾子に代わって私が土下座するよ!(勝手に代わるなって話)

今回ほど「私が書評家だったらなあ……」と思ったことはありません。
(書評家になりたいということじゃないですけど。
 気分じゃなくても小説読まなきゃいけない仕事絶対無理ですごめんなさい。)
私が……権力ある書評家だったら……この作品を放ってはおかないのに……。
あ、権力なくてもか。でもどうせならあるほうがいいよ。



唐突ですが、
私今月、別マにコラムも書いたんだった。
っていうことを今思い出しました。
宮崎駿監督の新作『風立ちぬ』に少々無理やり気味にかけて
恋愛小説案内的なコラムを、読者ページの後に1ページ書かせていただいています。
今月はコミックスじゃなくて小説についてのコラムなんです。
先月、堀辰雄の「風立ちぬ」を読んでいたのはこのためでした。
その時の記事に引用した山田詠美さんの引用元は『無銭優雅』です。
この2作についてのご紹介記事になってます。

別マに「堀辰雄」とか書くのは相当罪悪感あったよ……。
でもバキバキの(わたしなんか目じゃないくらいの)文学少女読者さんがいると
信じて書きました。よろしくお願いします。



ブログに載せるつもりで書いたけどなんか浮いちゃう感じになった文章を
エッセイとしてパブーに上げてみたり、
それの告知をキッカケとしてGoogle+を(一般公開で)始めてみたり。
今週はそんなこともしてたんだけど、たいがいこの記事長いので、
それのお知らせはまた今度にします。
どうしても早く見たいという奇特な方は、このブログのプロフィールページ
Google+へのリンクを追加しておいたので、そちらでどうぞ。
by refri5erat0r | 2013-07-13 12:15 | 読んだものの感想
こんばんは、豊島ミホです。
しばらく来られないかもと書いたそばからお知らせが……。

今年頭に文庫化された『リテイク・シックスティーン』が
ラジオドラマになることが決まりました!
しかもしかもっ……
NHKFMさんの! 「青春アドベンチャー」で、です!
ギャーーーー!!!

高校時代リアルに聴いていた枠で
自分が原作のドラマをつくっていただけるなんて……

タイムトリップして高校生の自分に教えたいです(´;ω;`)
できるなら本気でそうしたいです。
生きてく糧としてあげたいです。

放送は「雪国基準で」夏休み明けに当たる
8月26日(月)から3週間の予定です。
詳しくは番組公式ページでどうぞ!

この夏休み明けっていうタイミングも切ない(´;ω;`)
私は16歳の夏休み明けに教室に行けんくなりましたから……
(早生まれなので、『リテイク〜』と違って16歳=ほぼ高2なんですけども)。
あの8月の終わりの記憶がずっと残ってるというのに
そこに「青春のやり直しの物語」が新しい形で重なってくことを
考えただけで 泣いちゃいそうです。

今日はとりあえず速報だけで失礼します……
近くなったらもっと詳しくお知らせできると思います!
by refri5erat0r | 2013-07-04 21:41 | 告知
こんにちは、豊島ミホです。
はい、やってしまいました。ブログの模様替え
(PCバージョンだけですが……)。
春にやった時に、コロコロ変える気ないとか書いたのに。
でもだんだん絵柄が変わってくるから。
少し前の絵を見ていると、自分ではソワソワしてきちゃいますわ。
しかしこんなに季節感のあるヘッダにしてしまってどうするんだ……
10月1日になったらまた変えるのか……。
いやこのまま冬まで行くかもしれません。余裕で。

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ちなみに今回は、左の男性が「海の家の不真面目なお兄さん」、
右の女子がそのお兄さんに片思いしているギャル(多分専門学校1年生くらい)
っていう設定です。
すごい……リア充的な世界……。
ポイントは、お兄さんが首にかけているカニ柄の手ぬぐいです……。



今日で、「Google Reader」がサービス終了してしまいますね。
世の中のたいていのかたには、なんのこっちゃみたいな話だと思います。
私もあんまりよくわかっていません。
「RSSリーダー」の「RSS」がなんなのか。
ほんとは知りません。

でも使っていたのです。
iPodにリーダーアプリを入れて。Google Readerのアカウントで登録して。
全然仕組みがわかってないけど、
「このアプリに登録したブログは、チェックしやすい!」
程度の理解で使っていました。
ブログの更新チェッカーみたいな。

朝起きて一番にするのって、そのアプリを立ち上げて
登録したブログをひととおりチェックすることだったりします。
わたしは見ての通りSNSをやっていませんので
(ほんとは新古典派フィクションズで使ったGoogle+のアカウントを残してるけど。
 あと、誰にも言ってない匿名のROM専的アカウントを
 便宜状持っているサービスもあります)。
そういうのをチェックする代わりなんです。
ひとさまのブログをチェックするのが。

以下、ブログを読むことに関する雑談
by refri5erat0r | 2013-07-01 18:15 | 雑記