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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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こんばんは、豊島ミホです。
前フリもなんもなしでアレですが、今日は別マの新しいコミックスから
1作紹介させて下さい。

魔法使いの心友 1 (マーガレットコミックス)

香魚子 / 集英社


魔法使いの心友 2 (マーガレットコミックス)

香魚子 / 集英社



『魔法使いの心友』 香魚子(作画)×柚木麻子(原作)。

主人公の楠そよは、フツーを信条として生きる女子中学生。高等部までクラス替えのない教室で、空気を読んで賢く生きている自覚がある。自分より優れてはいない「フツー」の女の子で形成したグループで過ごし、いじめは少々心が痛んでも見過ごす。いじめられっ子がひとりでいる時を見計らって、クラスに溶け込むように声をかけたりするぶんだけ、自分は「性格がいい」と思っている。
そこに突如現れたのが、転校生の魔美坂(まみざか)リサ。帰国子女だというリサは勉強もスポーツも万能、そしてとびきりの美女。今まで威圧感で教室を支配していた3人組のグループを軽々と無視、いじめのターゲットであった鈴木雅美にひと目で飛びつき、仲良くするように……。雅美が「心にロータスを咲かせた」「プリンセス」であるなど、わけのわからないことまで言い出し、空気を読まないリサは、転校早々3人組に目をつけられる。
そよは機会をうかがって、ひっそりとリサに忠告する。このクラスでは目立つと面倒なことになる、雅美とは仲良くしないほうがいい、と。
しかしリサはそよの心配を「くだらん」のひと言で一蹴、別の機会には忠告し返してくる。
「普通でいるだの 空気を読むだの お前 今日だけでも何回それを言ったと思っている」
「心の花が からからに干上がっている小娘の相手をしている暇など 私にはないのだ」
「お前の心など 死んでいるのも同然だ」

……

と、こんな感じでスクールカーストものを思わせつつ始まるこのお話なのですが、実は魔女っ子もの!!
帰国子女を装ったリサの正体は「魔法使い」。人間界に転生した魔界のプリンセスを探しにきた、ということが早々に明かされます。そよは成り行き上、リサが人間界でうまくやっていくためのサポートを引き受けることに……。
『魔法使いの心友』は、現代の女子中学校を舞台にした、堂々たる魔女っ子ものなのです!(いや、表紙とタイトルを見てしまえば「実は」でもなんでもないんだけど。。。)

「りぼん」ならわかるけど、「別マ」で魔女っ子……。
この無謀な挑戦を選んだのは、何を隠そう原作の柚木麻子です。

柚木が別マからマンガ原作を依頼されているという話を聞いたのは、連載開始の相当前でした。
既にある小説をマンガ化するというのは、どこの雑誌でも珍しくなくなりましたが、一般文芸の作家に「マンガ原作」を依頼するというのは、少女誌では相当珍しい話です。
それだけでも驚いたのに、やろうとしているのが「魔女っ子」……? その企画……通るんかっ?! とひそかに心配しておりました(その時は香魚子先生のお名前も出てなかったし……)。

しかし別マで開始された連載を読んで、私は柚木がやろうとしていたことに気付きました。
これは夢と魔法のファンタジ〜エンターテイメントとかではない。かなり直球の、そして現実に根ざした、女の子の成長物語だ。

以下、中盤くらいまでのネタバレを含んだ話になりますが……。

長いので折り
by refri5erat0r | 2013-02-28 19:26 | 読んだものの感想
こんばんは豊島ミホです。
引っ越しシーズンとあって、最近は
不動産屋さんや賃貸情報サイトのCMがめっちゃ流れてるじゃないですか?
(テレビは知らないけどラジオで)
それで初めてこれを知ったのですよ……

住むマチカウンセリング!!

いくつか質問に答えると……
首都圏or近畿圏の自分に合った街を紹介してくれるんですよォォ!!!
おいおいマジかよ!
引っ越し大好きな私はCMを聞いて即検索しサイトに行きました。

以下、ドヤ顔で東京の街について語りますので
みなさん私が「地獄のミサワ」の登場人物になったと思って読んで下さい。

<以下ドヤ顔かつ長文>
by refri5erat0r | 2013-02-21 20:04 | 雑記

逆さ虹(2/20)

こんばんは、豊島ミホです。

この間、逆さ虹っていうやつを見ました。
空の高いところに、空から生えてるふうにできる虹です。
って説明しても意味不明な感じなのでハイどん☆

b0039091_1952238.jpg

わりと買ったばかりのデジカメを持っていたんです……。
2月17日15時50分、場所は新宿御苑。
Googleで検索期間を1週間以内に絞って「逆さ虹」で検索かけると
他の場所で他の人が同時に見てた虹の画像も2枚ほど見ることができました。

でもその時は「逆さ虹」なんて知らないから
「あ、虹だ〜☆」
「……てか、あれ、空から生えてね?? 何?」
みたいな感じでした。
彩雲は知ってたので、まあ近い現象なのかなと思いつつ……。

逆さ虹も、調べてみると、そんなに珍しい現象でもないみたい!
でも、枯れてモフモフした芝生の上に立って
むうう……感触が良さそうだ……→座る→思いのほか感触がいいので寝る
で、寝た時に目に入ってきたので「おお!」と思いました。
まあでも実は虹より枯れた芝生のほうが印象深い。

b0039091_19523411.jpg

芝生って冬はあんなにいいものになるんか!! 知らなかった!
春夏の芝生より好きかもくらいの勢い!
寝たことない人は新宿に行って寝てきたらいいと思います。
雨の降らない日が続いたあとで。
(といっても、17日だって2日前は雨だったよね? それでもあんなに乾くのか。。。)



16日付けで、文芸あねもね公式ブログに記事書きました。
声優さんたちによる『文芸あねもね』のチャリティ朗読企画
「文芸あねもねR」の最新情報です!
ここではイベント締め切りすぎてからの告知になっちゃって申し訳ありませんが、
オーディオブックの配信はこれからなので!
ぜひ「あねもねR」の公式サイトをチェックしてみて下さいぃ。

本家「あねもね」のほうの公式ブログでは、1つ前の記事で柚木麻子さんが
『リテイク・シックスティーン』の感想を書いて下さってもいるので
(すごいよ! 私の書いたあらすじより断然いいよ!)、
そちらもぜひ。
by refri5erat0r | 2013-02-20 19:55 | 雑記
こんにちは豊島ミホです。
今日はバレンタインですね。
子どものころのバレンタインを思い出して朝から腹痛にやられました。
いや昨晩何か悪いものを食ったんだと思いますが。
でも腹痛の最中、小学校時代のこの季節の、
ただただつらい感じを思い出して切なくなってました。
子どもって孤独。

私の小学生時代のバレンタインの思い出は
集英社文庫『夜の朝顔』所収の「先生のお気に入り」という短篇に
化けているので、気が向いた人は見てみて下さい☆
事実0.5割くらいしかないけどw バレンタイン前の
女子小学生の盛り上がりとか、そういうのはそのまま書いてます。



別マ3月号、昨日発売になっております。
公式サイトのひと月遅れ「HAPPYEND MANIACS!!」コーナーも
更新されているので、ぜひご覧下さい〜。
(下にスクロールしていって「HAPPYEND MANIACS!!」のバナーを見つけて下さいまし。)
恋愛相談、この月は帰省したので元同級生の友人とふたりで収録したのでした。
隣の席で仲良しだった男の子が好きだけど、クラスが別れたら接点がなくなった、
まだ好きで目で追っちゃうのに〜! ……というご相談でした。
わかるわかるよ!

いっぽう本誌にありますとおり、この「片思いスクール」は
プチリニューアルして、恋愛以外のご相談も受け付けることになりました!
ううん……恋バナオンリーは正直苦戦しましたよ……
私は好きなんだけどね! 恋バナが!
でもネット時代の恋バナはネットで間にあってるのかもしれない、
って結論になりましたでござる。
読者のみなさま、引き続きよろしくお願いします……!
恋愛のご相談「も」もちろんアリです☆



しかし「ヒロイン失格」があと2回だなんて……つらいよ!!
私の中ではとりは絶対的ヒロインだよ!
月1ではとりに会えなくなったら私……私……!

あと「青空エール」が思わぬ展開!
少女まんがで虚をつかれることってあんまりないんですが
(虚をつくために描いてないですしね)
この……この展開はほんとっぽくてびっくり胸キュンだったぜ!
by refri5erat0r | 2013-02-14 13:46 | 告知
こんばんは豊島ミホです。
『リテイク・シックスティーン』文庫版が本日発売になっております。
レーベルは幻冬舍文庫です。
分厚いので文庫にしてはお値段張るんですが……!(税込みで800円くらい?)
高校1年生のまる1年間が入ったボリューミーな小説ですので
そこは目をつぶっていただきたい!

改稿は語尾レベルでしかしてませんが、章立てだけ構成し直しました。
単行本版では、連載時の分け方そのままで「1〜15」と章番号を振ってあったのですが、
長篇とはいえ、長過ぎて読み止めどころがないなぁ……と思ったので
春夏秋冬+次の春 に分け直しました。
ほんとに分け直しただけですが、読み味が良くなってるといいなと思います。

そして解説は、あさのあつこさんにお願いしました。
もうすんごく! いい解説をいただいてしまいましたよ……!
これぞ解説! っていう解説だと思ってます(ありがとうございます……!)。
みなさまにはぜひ、本文未読の状態ではなく、読んだ後に
解説のページをめくっていただきたいなぁと思います。



肝心の中身を改めて紹介させて下さい……。

『リテイク・シックスティーン』あらすじ

中学の同級生が誰ひとりいない高校に進学した小峰沙織。高校生活に慣れ始めた矢先の五月、同じクラスの友人・貫井(ぬくい)孝子に突然告白される。
「あたし、未来から来たの」
孝子は、二十七歳無職で家で腐っていた二〇〇九年から、青春をやり直すため一九九七年に戻ってきたという。沙織は普通にそれを信じない。フィクション? 病気? しかし友人の言うことを否定するわけにもいかず、その日から始まった孝子の「未来ネタ」に付き合うことになる。
高校で初めての調理実習、席替え、球技大会、学祭、期末テスト……。沙織にわかるのは、孝子の「高校時代の記憶」が完璧に作り込まれていることだけ。いっぽう孝子は、「未来を変えるため」に奮闘したり、うまくいかず凹んだり……。その中でふたりには、孝子の脳内未来ではただのクラスメイトだった、新しい友達ができる。沙織にひと目惚れしてしまったでっかい男子・大海ちひろと、その親友で医師を目指している美少年・村山基和(もとかず)。
夏休みには四人で海に行ったり、はじける青春☆ しかし、秋の文理選択を前に、孝子の語る「未来ネタ」がだんだんヘヴィーになってきて……。

【つづきは本文でお楽しみ下さい】

オビにも青春小説って書いてありますし、
単行本刊行時もそういうカテゴリで売ったのですが、
私が本当にこの本を読んで欲しいのは、
「青春小説? けっ! そんなもん読むわけねーべや」
「思い出したくもない地獄の高校時代を送ったんだよおれは!」
みたいなひとたちです。
ひとたち、って書いたけど「わたしたち」という認識です。

いつも思うんだけど もし「豊島ミホ」のほかに
「作家にならなかった私」が生きているとしたら
相当「豊島ミホ」に対して「けっ!」って感じだと思うの
(もし名前を知ってたら、って前提の話ですけど……)。
多分読まずに、常時オビに「青春小説」という文字がある作家というだけの認識で
「リア充乙」って思ってると思うの。
どうせこいつなまぬるく生きてて大丈夫な高校生活送ったんだろ?
だから青春小説とか書けるんだろ? って。

違うしいいいいい!!!!!

と叫んでも読まない人には届かないんですよね。
だから書いてもむだっちゃむだなんだけど。
でもそういう、こちらに背を向けた「私」に思い切りボールを投げつけるつもりで、
この『リテイク・シックスティーン』は書きました。

だから連載開始前のプロットでは、結末が違っていたんです。
小説の中の高校生活は明るいまま過ぎていって、でも
どっかで大人の孝子は救われてない。捨てられたまま。
みたいな。そういう話でした。
でもまーその一歩先へ! って感じで立て直して今の形になったんだけど。
今の形にしてよかったなと思います。
て いうかまあ大好きな話です(厚顔でペロリ)。



私の小説で唯一の単独視点長篇、
そして商業媒体では執筆順で最後の小説(文庫化順ではこれでラストじゃない予定だけど)です。
毎度ひつこいけど、私の文庫はもうみんな
見つけたらその時買わなければ買えないくらいの部数なんで
(それでもじゅうぶんありがてーのです、刷って売って下さってるだけで)
欲しい方は「今」! 買って下さいne〜。
よろしくお願いします!
by refri5erat0r | 2013-02-07 23:33 | 告知