雑記帖としま fengdao.exblog.jp

現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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こんばんは。
生えっ放しだった風呂の黒カビを必死で落としました、豊島ミホです。

更新したばっかですが、今年のまとめということで別記事に。
もうっ、どこから今年なんだか……ブログでいうと「山の神今井の話」からですね。

07年の読み初めが啄木の歌集と伝記だったんですが、
これがちょっと縁起悪すぎた気がします(万が一縁者の方が読んでいたらすんません)。

バッドエンドの伝記って初めて読んだ

逆に言うと「この人生で後世に伝えられているのはある意味すごい」ってことですが。
なにもしてない!! この人なにもやりとげてない!!
野望だけは山ほどあったようですが、それがすべて泡に帰している。
小説家になりたかったらしいです(短歌はたわむれ?)。
「夏目の虞美人草なら1ヶ月で書ける」っていう大言壮語は一生忘れないと思います。
似たようなことを口にしないように一生気をつけたいという意味です。

今年の目標「古今の名作を読みまくる」はあんまかなえられませんでした。
量がどうしても読めない……でも読んだものはすごく好きになれたと思います。
去年学習したことを生かして、好きだと思えるものしか読みませんでした。
この調子で好きなものを集めていこう。

仕事はめちゃめちゃ反省すべき点が出ました。
毎年年末は「自分全否定まつり」なんですが、今年は一番ひどかったです。
書くものっていうか書いてる姿勢がダメだ、みたいな。
詳しくは載せる気で文章にしてみたんですが、
あまりにヘビーな弱点すぎて、1日置いたら秘す気満々になりました。
したがってここには書きません……。私のテキストファイルにのみ残します。

弱点告白はやめといて。
私生活で今年始めたことは地味に面白かったです。
「L25」のエッセイに書きましたけど、アナログカメラとか。
「重いでしょ」とか「フィルム交換めんどいでしょ」とか言われるんですけど
おもちゃカメラは重くないです。フラッシュ外付けだから、電池ないぶんデジカメより軽い。
あと、フィルムが無駄になると思うと愛着のあるものしか撮らないし
構図も考えるので、結果としてデジカメの画像よりずっといいものが上がってくる気がします。
(とかって、実はまだフィルム4本分しか撮ってませんけとね!)
生まれて初めて「写真ってすごくね?」って思った!
カメラなんてもとはといえばただの黒い箱で、電池も入ってないのに
目の前のものがそのまま残るんだぜ!! ありえねーーー!

実は、カメラを買ったきっかけはカメラの出てくる小説を書いたことでした。
今出てる幻冬舎のPR誌「星星峡」1月号に「銀縁眼鏡と鳥の涙」という短篇を書いてます。
かなり限られた書店にしか並ばないものですが、機会のあるかたはぜひ
(そのうちアンソロジーに収録される予定です)。
先輩と後輩の話@高校にしよ→個人競技系文化部にしよ→美術部は使い過ぎたから写真部にしよ
みたいな軽い気持ちで設定したんですが、バカなことに
自分で書いた小説に影響されて「カメラってなんて楽しそうなんだ」と……。
でもそれくらいナチュラルな気持ちで書けたと思います。でへ。

07年中、この告知板としまにお付き合い下さった皆様、ありがとうございました。
今年も大言壮語が結構あったような……ぜひ記憶から消しといて下さい……。
そして08年もよろしくお願いいたします。
今年と似たようなペースで新刊が出ていく予定なので、そちらもお願いします。

しまったー読み初めの本を準備してなかったよー!
今日書店で調達するか、DS文学全集の中から選ぶかする!
08年はばりばり出世した作家の本で始めたいと思います。
by refri5erat0r | 2007-12-31 00:09 | 旧・雑記
本日発売・かわかみじゅんこさんの新刊『軽薄と水色』(宙出版)に
私の小説が原作になった2編「バイバイラジオスター」「すこやかなのぞみ」が掲載されています。
90年代に発表された(たぶん)かわかみさんの短篇4本とまとまって、1冊の本になってます。
オリジナルの4篇、私は未読でした。すんごい良かった。

ていうか、『軽薄と水色』って!!
同タイトルの短篇はないので、この単行本をまとめるにあたってつけたタイトルだと思うんですが
タイトルだけで良すぎて死にそうです。
だって『軽薄と水色』だよ? けいはくとみずいろ……(2回書く)。
かわかみさんは色々天才ですが、タイトルのつけ方も天才だと思う!
高校時代からあこがれていたので、自分もタイトルだけは
いいのをつけようと……がんばってきたつもりです……。

原作つきの2編については、このブログのどこかに
雑誌掲載時の記事があるはずですが、
ホントに丁寧に手を加えていただきました。
あとがきで、かわかみさんが「話づくりとネーム作りは別物」というようなことを
おっしゃっていたのですが、マンガ→小説とか小説→マンガとかの難しさが
端的にあらわれた一言だと思います。原作ものは原作なしよりかえって手間がかかるし、
やっぱりひとのものなぶん難しい……ような。
そんな難題をふっかけてしまって(正確には私がふっかけたわけじゃないですけど)
申し訳ないと同時に、原作よりはるかにいいものにして下さったかわかみさんに
とっても感謝しております。ありがとうございました。

しかし「初めてのマンガ化が大好きなマンガ家さんの手による」て
どれだけラッキーだったんだろう……
前にも書いたかもしれませんが、「アイドルと結婚する」くらいありえない人生!
お話下さった担当さんも、ありがとうございました。
by refri5erat0r | 2007-12-29 21:33 | 旧・告知
28日発売の『りぼん』2月号に載ります。
他のなんでもなく集英社の少女マンガ誌の『りぼん』だよ!
「私のかいたものが」じゃなくて「私が」ですが……。

『お仕事人☆カタログ』というインタビューマンガのコーナーで、
インタビューを受けさせていただきました。
マンガはいしかわえみさん。
仕事でマンガ家さんに会ったのは初めてなのですが、超楽しかったです。
しかもかわいく描いていただいちゃいました! みんな見て! って感じですよ。
写真も載ってるので、実物はかわいくないことがバレバレですけども(笑)

っていうかね!
このお話があったので、3ヶ月ぶん『りぼん』を読ませていただいたのですが

今読んでも面白いことが、ある意味ショックでした。

『りぼん』とか『ジャンプ』とかって、やっぱり誰しも「自分が子どもの頃が黄金期」って
思っちゃう気持ちがあると思うんですよね。
これくらいの年になると、その頃とは作家さんも全員交替しているのが普通だし。
でも『りぼん』は面白かった!
普通に隅から隅まで読んでる自分がいた……。

本誌よりひとまわりちっちゃい、読み切り誌の『りぼんスペシャル』も買っちゃいました。
いしかわさんの長いマンガを読んでみたかったというのもありますが
(そっちを読んで思ったけども本当にきれいなバランスの絵を描く方ですよ!
 白黒のバランスも、あと人物のアップとロングのバランスも)
全体的に面白すぎて愕然としました。

私……本当に少女マンガが好きなんだ!(ガーン)

今更ですね。
そして私の小説を読む人はわかってるんだよね。少女マンガの影響うけまくりんぐ! って。
でも自分では……「片思い現役時代」に少女マンガに対してすごい抵抗があったので
認め切れてませんでした……すんません。

「片思い現役時代」って私ん中では小3〜中3くらいなんですが
その頃は、どれだけ隠れて少女マンガを読んで、そして楽しんでも
「どうせこういうのはマンガの中だけだろ! 
 かわいい女の子が素敵な男の子と恋をする〜なんて
 容姿に恵まれなかった俺の人生とは一切関係ないし! けっ」
というやさぐれたスタンスでした。

でも大人になると、かわいいとかかわいくないとかは関係ないんだってわかるな。
仮に醜女とダメ男の恋だとしても、感情の動きは尊いんだ!(ひどい言い草スマン)
その尊さを端的にあらわしているのが少女マンガというジャンルなんだ!
わああああああ

マンガがらみで年内にもういっこお知らせがあるかもしれません。
それがなくとも年明けまでにもう一度は更新するつもりなので
「よいお年を」はまだです〜。

今日発売の「小説推理」2月号には読み切りがありますので、そちらもよろしくお願いします。
「十四歳の融解」というタイトルです。
ああ……今思うとちょっと少女マンガな原稿だったかも……
(悪いことではまったくないけど)。
by refri5erat0r | 2007-12-27 13:31 | 旧・告知

新刊情報(12/19)

新刊『リリイの籠』発売中です。光文社>新刊一覧>文芸で表紙が見られます。
というわけで私の手元にも完成した本があるわけですが、
かわいい!! みなさん今回もジャケ買いよろしくお願いします、ってくらいかわいい!
画像ではよくわからないかもしれませんが、表紙はビーズとか布とかでできたイラスト(?)なんです。
タイトル&著者名が刺繍であることに気付いた時は驚嘆しました……。
装丁の中村光宏様、イラストの長谷川洋子様、ありがとうございました。

中身の宣伝もせねばならんのですが……うーん。
「女子高を舞台にした連作短篇だよ!」ってこと以外には、
毎度のことながら「○○な話じゃないから!」っていう説明しか浮かびません。
女の子同士の話っていっても、「女のいやらしさを同姓の視点から辛辣に描く!」とか
そういうんじゃないし
逆に「男がらみでいろいろあっても、やっぱり女の子同士が一番わかりあえるよね!」とか
そういう話でも別にないです……。
自分で言うのもなんですが、多分この短編集のミソは
書いてる私が「女の子」じゃないというところにあるのでは、と思ってます。

小さい頃から、自分は「女の子」じゃない! と意識してました。
いや性同一性障害だーとか言いたいわけじゃなくてですね。単に見た目の話。
見た目が女の子じゃないので、それに合わせて振る舞いも「非・女の子」にして、
そんなんを何年も続けているうちに、中身もだんだん女の子じゃなくなってったですよ。
友だちと私が並んでいても、それは端から見て「女の子同士」じゃないんすよ。
「人間の女の子と……ムック?」みたいな。
「彼女普通に会話してるけど、それ赤い雪男だよね?!」みたいな。
(ムックがよくわかんない世代の人はごめん)

それゆえ「女の子同士」っていうのに非常に憧れました。
共学と女子校の差とか前に書いたけどあんま関係ないかも。
私が「女の子」なら、場所は関係なく「女の子同士」であった気がします。

だから、『リリイの籠』には、女の子に対する反感(同族嫌悪的な)も、
逆に同性としての理解も、書き手の感情としては入ってないんです。多分。
憧れだけです。
外側から見てるぶん、冷静な観察も入ってるかもしれないけど
「ほんと女はこういうとこが汚らしいのよ、きい〜」って感じじゃなく
「そういうとこがあっても女の子はかわいいよね!」って感じになってるはず。
つまり……え〜、女子萌え本なのです!

キモいまとめ方になった! どうしよう。
by refri5erat0r | 2007-12-19 00:33 | 旧・告知

掲載情報(12/11)

こんばんは。豊島ミホです。
明日は「Feel Love」vol.2の発売日のはずなので、いっちょ告知をば!
今見るとホームページが1号目のままなんですが、まあリンク貼ってしまいます……。
執筆陣はだいたい同じだと思うので。「思う」ですんません。私の手元にもまだないんだ!

<現在は更新済み。12/14加筆>

「あさなぎ」という読み切り小説を書かせていただきました。
私にしてはアーバン!! な恋愛小説です。
ダイニングバーでIT社長でモテコーデ☆ 夜景シーンもたっぷり☆ みたいな。
……嘘はついてません。

それから、「ダ・ヴィンチ」の連載「初恋素描帖」が今月号をもって無事最終回を迎えました。
ここまで読んで下さった方はありがとうございます!
あのヘボイラストが特にお目汚しで申し訳なかったです。色々勉強させていただきました。
今のところ、単行本は私の絵じゃなくする方向で検討していますので、どうか見逃して下さい……。
でも中学生が主人公のショートストーリーを書くのは本当に楽しかったです。中学生大好きです。

同じ号の「BOOK OF THE YEAR」で票を入れてくれた人もありがとう……。
これ以上の順位にはきっと行けない、と思いました。

*    *    *    *    *

単行本の新刊『リリイの籠』明後日発売です!
果てしなく女子高な連作短編集です。

かわいすぎて疎まれる女子 & その親友で容姿が悪い故に周りを安心させる子 とか
教育実習に来たアバウトな妹 & ツンツンお姉ちゃん先生 とか
真面目すぎる美術部員 & 絵のモデルを引き受ける自分大好き美少女 とか

色んなちぐはぐ女子コンビのお話が7篇入っています。
今書かねばならん原稿があるので詳しくはまた今度。
ちなみに私は現物が上がるまで装丁を見ないことにしているので、
どんな本になっているのかまだわかりません。楽しみにしている状態です!
by refri5erat0r | 2007-12-11 18:26 | 旧・告知

掲載情報(12/4)

今日の東京は銀杏の散り具合がすごかったです。
風が吹かなくても葉が降ってくる状態で、
交通量の少ない並木道を車が通ると、その後に黄色い葉が
くるくる回りながら流れるのが面白かった、きれいだった。
やっぱり来世は銀杏で決定

今月の掲載情報まいりま〜す。

1日 進研ゼミ高校講座 高1&高2「My Vision」
   連載エッセイ「大人のホンネ 〜進路と仕事の超・現実〜」
6日 「ダ・ヴィンチ」1月号 連作ショート「初恋素描帖」(最終回)
12日 「Feel Love」vol.2 読み切り小説「あさなぎ」
13日 「L25」連載エッセイ「やさぐれるには、まだ早い!」
13日 単行本『リリイの籠』(光文社)
27日 「小説推理」2月号 読み切り小説「十四歳の融解」
末頃 「星星峡」1月号 読み切り小説「銀縁眼鏡と鳥の涙」

『檸檬のころ』収録短篇「雪の降る町、春に散る花」の朗読劇をAKATSUKI projectさんが上演予定。
8日(土)@南阿佐ヶ谷のようです。
パンフレットに鑑賞文を書かせていただいた映画「眠り姫」
渋谷ユーロスペースにて公開中です。14日まで。
15日〜28日まで、シネマアートン下北沢で続映が決定済みです。<5日加筆>

某情報誌に載っていた“中学入試(国語)での作品使用ランキング”で5位でした! 私が!
今年の頭から春にかけてやたらと申請が来たので
「『入試大賞』があったらいい線行くな……」と思っていたのですが、
ほんとにいい線行ってたみたいです。
もうこのまま教科書とかに載せてほしい(暴言)。
6年国語における伝説の教材「赤い実はじけた」の跡を継ぐのが私の野望です。
(伝説だよね? 同年代で教科書が光村の人はわかるよね?)
全国の少年少女を、議論もままならぬほど恥ずかしがらせたい!
そして成長してからはあまずっぱい思い出として時々反芻していただきたい!
「あんなことで恥ずかしがってたなんて……うふふ、私も小さかったものだわ」
ふちが日に焼けたラクガキだらけの教科書……そこにアタイの文。うんまさに野望!
by refri5erat0r | 2007-12-04 23:43 | 旧・告知