雑記帖としま fengdao.exblog.jp

現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
プロフィールを見る

<   2007年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧

さてさて! とうとう今週末から東京での公開が始まります「檸檬のころ」。
映画本編についてブログでまだ言及してなかったので、書きます。

映画化のお話をいただいたのが05年春、
単行本の発売からほとんど時間が経たないうちでした。
映画のことはほんとうに門外漢なので
「やりたいって言って下さってるんならいいんじゃないですか、はい」
くらいのスタンスで最初のOKをしちゃったんですが

今考えてみるとこんな丁寧な映画化のお話はないよ?!

っていうくらいラッキーでした。たぶん。
「原作のイメージが壊れたら嫌!」と心配してくださってるかたが
もしいるとしたら、その心配だけは絶対無用です。ほんとに。
脚本、改稿するたびに読ませていただいていたのですが
原作にない台詞がどんだけ足さっても、不自然さを感じませんでした。
「うん、富蔵はこう喋る」みたいな。
カントクが、すごい勘のいい方なんだと思います。

あと、映画というのはものすごくお金と人手のかかるものだから、
これは推測ですけど、「誰がつくったもんなのかわからなくなる」ってことが
結構たびたびあるんじゃないかなと思うんですが……
つまり、お金を出すほうやお金が入るほうの都合で
作り手の意図と関係ないところに作品が最終的に流れ着いちゃったりとか、
も、あるんじゃないかなって。
でも「檸檬のころ」に関しては、そういう悪い意味での外部の力が
あんましはたらいていないと思います。個人的な感想ですけど。
もちろん、映画はひとりの力や意図でできるものではないでしょうから
これが特定の誰か作り手の人の意図だとかは言いませんけど、
ちゃんと普通に「総意」になってるんじゃないか、って。
……ばくぜんと感じただけですが、はい。それはほんとに思った。
そういう意味で幸福な映画なんじゃないかしらーと。

<※長文なので下の記事に続く>
by refri5erat0r | 2007-03-27 22:41 | 旧・告知
<※上の「その1」から続く>

あとあとそれからっ、私とカントクを引きあわせてくれた
制作会社の方はすげえ! と思いましたよ!
岩田監督から、これまでに撮った作品を集めたビデオをいただいて
だい〜〜〜ぶ前に見たんですけど
(ざんねんながら商品化されてないんで、普通のルートでは見られませんが)、
いち観客として「この監督好きだ!」と思っちゃいましたからね。ぶっちゃけ。
(やだ告ってるよ!!!)
なんか「趣味が同じ」とかそういう表面的なことではなく、
「あっ」って思う作品てあるじゃないですか。音楽でもマンガでも。
他の人が見たら「お前とは別に似てないよ」って言うかもしれないけど
「でもでも私は感じるんだもん!」っていうアレ。
アレがあった!

えーとだから、原作者の私からはなんも文句ないっす!
というのが映画化に対してのコメントであります。
去年の夏、製作発表が終わったあとに
幻冬舎の担当さんとふたりで近くの店に昼ご飯を食べにいったら
隣の席に「あきらかに製作発表の場にいたマスコミの方」がいらっしゃって
「加代ちゃんと白田さんの身長が逆だよね! 原作と!」
とお話しされていたのですが(そこまで気付いて下さってありがたい……)
そういう差異について、私としては違和感ありません。
西と富蔵も逆だけど(笑)、そして原作と結構雰囲気が別な人物もいますけど
「ありえない!」ていうような改変じゃないというか。
映画は映画用の登場人物だから、いいよーと普通に思ってます。

作品自体の感想喋ってないじゃない。
と言われそうですが、それは劇場用パンフレット掲載の原稿で☆(むりやりウィンク)
ぜひお買い求めください! 高校の教科書サイズでかわいんだから!
写真もすごくいいんだから!
あと、かなり気合い入れて書いた原稿なんで。

映画のパンフレットって、高いし、劇場に見に行っても
あまり買うことがなかったんですが、
でもどうしても欲しくて生まれて初めてパンフレットを買った映画が
「青い春」でした。
今回「檸檬のころ」の制作にあたって下さったゼアリズさん制作の作品です。
偶然ちゃ偶然なんですけど、いいエピソードだー、と自分で思いますハイ。
生まれて初めての原作映画がこの作品でよかったです。

て、こういうことをさ、インタビューで言えばよかったんだよね!

そんなわけで、よろしくお願いします!
横浜でも3/31から上映されるんですね。
ていうか映画のホームページ見ると上映館増えてるよー! あきらかに!
by refri5erat0r | 2007-03-27 22:41 | 旧・告知
映画「檸檬のころ」の「ナビゲーションDVD」というのが出ました。
最近は、映画の本編を公開する前に、
メイキングや本編の一部をDVDでリリースすることがある、のかな?

内容は、若い出演者さん5人へのインタビューが中心です。
そんで、撮影の流れがだいたいわかるようにできてます。
ロケ地・栃木の方にどれだけご協力いただいたかもわかる……!
私はもう見せていただきました。
映画より後に見たわけですが、面白かったですよ。
単にイメージ映像を収録、っていうんじゃなくて
ひとつの撮影日記として完成されていると思います。
5人の役者さんのうち誰かのファンなら買って損無し! かと。
ちなみに私もちょびとだけ出て喋ってますが、終始ニヤニヤしていてきめえ。
多分、インタビューしてくださった男性がセクシーだったのでニヤニヤしてるんだと思います。
って聞くとますますきめえよな!

あー、あと1ヶ月くらいで新刊でますー。予定でーす。
去年8月の『底辺女子高生』から約8ヶ月ぶりの新刊です。
「野性時代」に隔月掲載していただいた大学生連作短編、『神田川デイズ』です。
明るく書いたつもりだったのに、読み返したらいつもの私でした……。
しかも『檸檬のころ』が「あまずっぱくてちょっと苦い☆」ならば
『神田川デイズ』は「しょっぺえ」です。しょっぺえオンリーです。
別名『醤油のころ』でいいよね。
例によって、発売日が近付いたらなんらかのPRをさせていただきますが
頭のすみにちょこっと留めておいていただけると幸いです。

あっ、いっぱい夜間の子が出てくるので
夜間大学卒の方はちょっと! ちょっとだけ多めに頭に置いといて下さい!
by refri5erat0r | 2007-03-22 19:37 | 旧・告知
15日配布の「L25」、「やさぐれるには、まだ早い!」のページに誤りがありました。
欄外の映画「檸檬のころ」に関する告知、
「池袋シネ・アミューズほかで3月下旬より公開。」とありますが、
正しい上映館名は「池袋シネマ・ロサと渋谷シネ・アミューズ」です。
「池袋シネ・アミューズ」という映画館は存在しません。2館の名前がちゃんぽんに……。
読者のみなさま、ならびに映画関係者のみなさまにはご迷惑をおかけしました。
編集部から公式に訂正が出ると思いますが、ここでもお詫び申し上げます。

文庫『檸檬のころ』、おかげさまで好調です。
が、私は「ときめきメモリアル Girl's Side」(公式)で高校生活をやり直しています。MAJIDE!

いわゆる「ギャルゲー」の女子向けバージョンとも言えるわけだが、
「えーそれってゲームの中の男子に萌え萌えするだけなゲームでしょー、
 『恋愛シミュレーション』ってそんなシミュレーション虚しいじゃーん」とお考えの貴女!
私もそう思ってました。このゲームのPS2版をやるまでは
(最近発売されたのはDSへの移植版。5年前にPS2版が出ている)。
どうせプレイヤーが何もせんでもモテモテなご都合主義展開なんだべ? きもーい!
みたいな。

しかしゲームだってそんなに甘くない……。
確かにご都合主義的にいろんな男の子と出会うわけだが、
そう簡単に好いてはもらえないのだ。
プレイヤーには6項目のパラメータが設定されており、
(内訳:「学力」「運動」「流行」「芸術」「気配り」「魅力」)
これを上げていかないどデートを何回しても好感度は上がらない。
お目当てが体育会系の男子ならば「運動」を、チャラめの男子ならば「流行」を
上げるような行動をとっていかなければだめなの!
むしろ、男の子が気にしている項目が一定水準に達していないと
好感度はシビアに下がって行きます(たぶん、図のような感じ)。

b0039091_1425185.jpg

だから部活なり勉強なりやんなきゃいけないんだけど、
これがまた難しい。
たとえば、勉強して「学力」がプラスされると「運動」がいくばくかマイナスになる、
というように数値がシーソーになってるんですよ。
そのへんをいかにうまく調整して主人公を理想の状態に持っていくか、
っていうのがゲームの醍醐味なのね!
このゲームはそのへんのバランスが絶妙にできているので
キャラ萌えがなくても面白いです。ふつーに「燃え」ます。

しかし、このゲームをやってみて思うのは

高校時代の実際の自分はパラメータがひどかったんだろうな

b0039091_1435649.jpg

ということだ(図参照)。
そりゃ誰にも好かれないよね! イベント発生しませんよね!

しかしそんな経験を生かして「黒ときメモ」を作ってみたいという気持ちもある。

Q:「学力」が何をしても上がらなくなってしまったんですが。
A:コマンド実行時の背景が「保健室」になっていませんか?
  「気配り」と「魅力」の数値がともに20を切ると、教室に居場所がなくなり
  「保健室登校」モードになります。
  この場合、授業を受けることができないので、「学力」は一定数値以上になりません。
  が、「保健室登校」でしか出会えないキャラがいるかもしれませんよ。

みたいな!




この話、コアすぎて誰もついてきてなくない?
by refri5erat0r | 2007-03-19 14:09 | 旧・雑記
今日、グリーンジャンボの抽選日じゃん。
むしろもう抽選は終わってるのに、まだドリーム見てないよ!!
900円出して夢を買ったはずなのに!

中三ぐらいから、「ジャンボを連番で3枚買う」というせこいことを続けています……。
別に毎回売り場に走るわけじゃなく、たまたま売り場見たとき
ジャンボが売られていたら買う、って程度なんだけど。
「連番3枚」で「ああっ、これがもし一等前後賞だったら!」とぞくぞくするのが良いのだ。

高校生の時は「これで大金が手に入ったら高校辞めてレコード屋を開く……」
「もしくはお父さんにジャズ喫茶を開いてもらい、自分はそこの店員として安泰に暮らす……」
予備校生の時は「とにかくこの寮から出ていってやる、市内のマンション借りてやる」
でした。夢が(なんかどれも億なくても余裕でかなう気がするんだが、気のせいか?)。

えーっと今回の2億円ドリームは……
出版社をたてる!!




嘘です。
人脈も実務能力もないのに会社だけたてるなんてありえん。
といいつつ、自分が普段お仕事させてもらってる出版社さんたちの資本金を
微妙に調べてみたりなんかしちゃったりなんかしちゃったりして! エヘ☆
あそこの会社で資本金3億なんだ。ちょ、でかいよ(汗)

大人になってみると、億のお金って持て余すことがわかっちゃうな!
自分がそれだけの金を動かすに足る器でないことがわかる、ってことなんだけど。

と言いつつ思いついたぜ!! 2億円の使い道!
「L25」のページを毎号4ページくらい買ってそこに小説をのっけるというのはどうか!
毎回すごい人数の女子に読まれちゃうよキャー!!
「その程度のお金では5号くらいしか買えません。」とか言われたらどうしよう。
(あれが買うと1ページいくらなのか、私は知らない。)
ていうか、冷静に考えると「自分でお金払って仕事してる」ことにならないか? ん?

でも私、お金持ちになったら自分でお金出して人目に触れるとこに小説書こうー
駅とか! 新聞とか! 
東京だけじゃなく、日本中いろんなとこを引っ越してまわって
その先々でその地方の話を書くと。書いて広告欄買って載せると。
20年くらいやってると有名になって「ほう、豊島はまた四国に来てるのか」とか言われるように。
流れの作家じゃん☆ やばい日本文芸史に残っちゃうよー!
「こいつのせいで、以後作家は自分で金を払って発表の場を買わねばならなくなった。」
「文芸の、商業からの独立を奪った最悪の作家である。」とか後世まで恨まれちゃうよー!
言文一致といえば二葉亭四迷、口語自由詩は萩原朔太郎、文商混同は豊島ミホ!
キャーぞくぞくするう



はい、900円分ドリーム見た。
もういいです。すみませんでした。

東京とその近郊のみなさま、明日15日は「L25」の配布日です。
エッセイ「やさぐれるには、まだ早い!」で1ページいただいています。よろしくお願いします。
by refri5erat0r | 2007-03-14 22:25 | 旧・告知
ひょんなことから、超面白いネット上の日記を見つけてしまいました。
もう面白すぎて嫉妬、とかってレベルを通り越し
更新されないのに1日2回くらい見てしまいます。
くそっ、世の中にこんな面白い人がいたなんて……
もっと早く知っておけばよかった!

しかしここで紹介はできない。
……諸事情ご自由にお察し下さい。
これから自分ひとりの秘かな楽しみにします。

っていうか、

このブログ 超 つ ま ん な く ね ?

うんつまんない! 超つまんないよ!
ていうか私の日記は「AがBなのでCである。」とか
「AがBなのはなぜか? 一にCがDであることが考えられるが、しかし……」とか
そういうのばっかりですよ、私生活日記のほうも!
面白くなーーーーーい!!

なんかむずむずしてきた!!
ブログの方向性をいきなり変えてしまうかもしれない。
でもやっぱり3日くらいで反省してもとに戻すかもしれない。

アンソロジー『卒業』に「パルパルと青い実の話」という短編を書かせていただきました。
ピュアフル文庫から10日発売でした。白っぽい表紙がそろそろ並んでいるかも。
書いた後で、「卒業」じゃなく「受験」のアンソロジーに入れるべきな気がしたけど気のせいってことで。
好きな人と同じ高校に行けなかったすべての女子に贈ります(献辞)。

読み返してたら、高校選びに迷った時期のことがリアルに思い出されてきました……
学区のほぼ全校の資料とりよせたっすよ、「チャレンジ」の先輩レポートで。
「農業高校……イモ掘って近所の家に売りにいく……男子と! ナイス青春!」
「工業高校も女子が少ないから需要と供給のバランスだけでモテるかもしれん」
「しかしスタンダードな普通科も捨て難い……」
「○○商業、制服かわいいんだよね〜」
とかそんなことばっかり考えてました。「高校=エンジョイ☆青春」の図式以外頭にない。
マジで何科だろうがどこ大学に何人入ってる学校だろうがどうでもよかった。

で結局、普通科で一番むずかしい学校を選んでしまったわけですが、
なんでそんな選択をしたのか。

偏差値の高い学校に行く→相対的に自分がおバカになる→「真面目でいい子」をやらなくていい
→ギャルい青春☆ キャッホー☆

マジで!!!
「キャラ変え」以外の目的なかった!
うちの中学からその高校に何人も行かないのはわかっていたので、
小・中とやってきたキャラを変える大チャンス! と思い……
「もうこんな『(和田アッコ+マチャミ)÷2ー下ネタ+NHK』みたいな人でいるのはいやだ!
 知ってる人のいない高校に行って友だちと恋バナできるようになるんだっ」
と一大決心したのでした。

しっかしバカ!!
びっくりバカ!!

それと、「コミック ピアニッシモ」 vol.3、本日発売です。
「漫画家挫折物語」というエッセイを書かせてもらってます。
前の前の記事で11日発売と告知していますが、間違いでした。ごめんなさい。
11日が日曜日だからズレたんですね。
昨日探してくれた方がいらしたら申し訳ないです。ほんとに。
by refri5erat0r | 2007-03-12 17:09 | 旧・告知
「ダ・ヴィンチ」4月号、本日発売です。表紙は堀北真希ちゃん☆
小説「初恋素描帖」と新刊紹介「トクする20冊」書かせていただいております。よろすぃぐ。

「トクする20冊」は、コメント欄にも書いていますが、今月で最後になります。
本当に、このコーナーは担当させてもらってよかったです!
最初に「毎月2冊新刊紹介」というお話をいただいたときは、
正直「できるのか?」という不安もあったのですが、
生まれてからこれまでに読んだのと等しい量を
この連載担当期間で読んでやる、という心意気で挑みました
(おおげさに聞こえるかもしれませんが、それまで本当に量読んでない、ってことです)。

このお話をいただいてからの準備期間・はじめの頃は、
「書評ってきっと成績表みたいなものなんだ」という思い込みがありました。
自分がデビュー作に肯定的な評をまったくいただけなかったのが
実はものっすごくコンプレックスになってたので
「どーせ私は文章へたくそですよ、あんたらのお眼鏡にかないませんよ!」
→「うまくなりゃいんだろ、うまくなりゃー! 3年後見てろ、コラ!」
と卑屈と根性のコラボレーションが起こり、
「書評家=倒すべき相手」になってしまってて(あとアレだ、「文学部の学生」も超敵だと思った)
だから、自分が書評家サイドにまわったときに、変に気張っちゃって
「公正な判断で〜」「価値あるものを〜」「みなさんが楽しめるものを〜」みたいな
プレッシャーにあおられる形になってしまったのでした。
書店の平台で、全然興味のないジャンルの本とうんうん向かい合ったり、
結局読まない本を買ってきて、読みかけのまま部屋に積み上げてしまったり。

これって意味ねえ。

と準備期間のうちに気付きました。はっきりいって。
おもんないもんはおもんないわ!
身にならん読書なんていくらしたってしょーがねえよ。要するに感応ですよ。
「こいつのこと好きじゃないけど言ってることに一理ある」
「最後まで我慢して読まされたけど文章はうまかった」なんて書評、ないだろ!
(以上、個人的持論)

もう「読書のプロが読んで価値があるかどうか」なんてことは考えず
自分が読んで単純によかった本を推そう、ゴリゴリにごり押そう、
「価値ある本を探す」ためじゃなくて「好きな作家を探す」ために本屋に通おう、
と心から思い、そしてそういうふうにして毎月の原稿を書くように努力いたしました。
コーナーの正式タイトル「ダ・ヴィンチBook Watcher の絶対読んでトクする20冊」には
もしかすると反していたかもしれません……。
でも、「ほんとにほんとに読んでくれっ!」って本を紹介できた自信はあります!
このコーナーにお目通し下さったかた、ありがとうございました。
もし1冊でも、私の紹介で興味をもっていただけた本があれば幸いです。

それから、一緒にコーナー担当になっていた9組の「Book Watcher」のみなさまには
なんだか勝手にお世話になったような気がしています……一方的な思いですみません。
私は国内の小説を取り上げることが多かったので、
同じジャンルのセレクトが多い方とは脳内駆け引きをしておりました。
「かぶりそうだけど……ごめんなさい、これは私が絶対絶対書かせてもらう!」
と早めに手をあげた回もあります。若輩者のくせに、本当にすみません。
みなさんプロでした。2行のキャッチコピーは
書いている時に一番悩むポイントだったのですが、
あそこに素人(=私)とプロの差が一番出ていたように思います。
「ああっ、これくらいヒキの強いコピーを書ければよかったっ」と何度思ったことやら。

思い返すにつけても存在感のデカい仕事でした……。
正直、毎月2冊選ぶだけでも大変なことでしたが、
やらせてもらってよかった仕事・ベスト5に、5年後も入っていると思います。

ちなみに、「書評家=倒すべき相手」という思い込みもなくなりました。
というか、ぶっちゃけどうでもよくなりました。
もう私は好きな本だけ読むし、「読むべき本」とか関係ないし、
したがって自分が「読まれるべき本」を書けなくても全然いいです。
好きなことをどんどん書くようにしようと、この連載が終わる頃やっと思いました。
遅いね! 

でも、2月の記事で書きそびれた「5年分の仕事を振り返って反省したこと」もそれです。
いやー、デビュー時にやりたいと思ったこと、いっこもやれてなくてびっくりした。
「やらねばならないこと」ばっか考えてたわ。
それはもちろん、「やりたいことをやるための準備」のつもりだったんだけど
5年やっても別に準備になってねー。
結局、ただやりたいことを先送りしてるだけ、みたいな。
(といっても、やりたくないことをやってる、わけじゃないけども)
びっくりしたー。ほんとにびっくりしたー。
by refri5erat0r | 2007-03-06 18:45 | 旧・雑記
ファミマで新発売の「オクラと納豆のネバネバ豆腐」なる製品を買ったところ、
納豆の入っている小分け袋になにか懐かしいものが印刷されている。
「……こ、このキャラは!」
おはよう納豆のなっちゃん!!

一瞬我が目をうたがいました……
何故なら「おはよう納豆のなっちゃん」は秋田のローカルキャラクターだからです……
「おは〜よぉーはー あさのあじ♪」というCMを知らない秋田県民はいない!
しかしあのCMを知っている秋田県民でない人もいない!
そんな局地的有名人の女の子、なっちゃん。
「よくぞこんな東京のど真ん中までッ……!」
なっちゃんが全国区に出世したようで嬉しい。
(いや、東京にも出荷してるんだろうけど、そんなには見ないよね?)
このチャンスを生かして「ゆるキャラマニア」の目に留まり、
もっとたくさんの人に愛でていただきたい!

もちろん即座にグーグル検索しました……。
ヤマダフーズのホームページでなっちゃんが見られます!
mpgファイルを開ける人なら、「CMギャラリー」から昔のCMを見る事ができます。
久しくあのCMを見てないなー、という元秋田県民のかたはぜひ!
私は懐かしさのあまり涙が出そうになりました……。
秋田と関係なくても、ゆるキャラ好きの人は要ちぇけらーです。
CMの中でもおすすめは「初代アニメ編」。
なっちゃんはスライムに通じる可愛らしさがあります!

でもすいません、納豆の味の違いはわかりませんでした……。
しょせん味オンチだからな。
あと、この「オクラと納豆のネバネバ豆腐」という製品が
「豆腐にのりと半熟卵とキムチと納豆とオクラとしば漬けをトッピングする」という
いささかやりすぎ感のある食べ物だということも関係しているかと思われます。

先月の掲載情報に入ってませんでしたが、
昨日が発売日になっている『作家の手紙』という本に
エッセイを1本載せてもらっています。
「野性時代」に毎月掲載されていた同名のリレーエッセイコーナーを1冊にまとめたものです。

私は「十三歳の未来の孫に、日記とともに託す手紙」というのを書いたんだったと思います。
でも、これを書いたあと、自分の日記はいろんな意味で発禁本レベル、ということに気付いたので
今は孫に託そうとは思っていません……。
人の気持ちはかわるんです。
かわるものを他人の手に残してしまうから手紙はうつくしいのです。
(うへっ、いいこと言っちゃったぜ! メモれ、コピれーーー!)

薄紙の火はわが指をすこし灼き 蝶のごとくに逃れゆきたり

という中学の教科書に載っていた短歌がすきですきで
当時の日記に抜き書きしてありました(他に出版物の抜粋なんか一箇所もないけど、それだけは)。
手紙を焼く歌なんよね? 

なんか今日はひとりごとが過ぎるようだからこのへんで。
と言いたいところだが3月の掲載情報がまだだった!

6日   「ダ・ヴィンチ」4月号「初恋素描帖」「トクする20冊」
10日 アンソロジー『卒業』(ピュアフル文庫)「パルパルと青い実の話」
11日   「コミック ピアニッシモ」 vol.3 連載エッセイ「漫画家挫折物語」
15日ごろ 「L25」連載エッセイ「やさぐれるには、まだ早い!」
20日ごろ 「青春と読書」4月号 連載エッセイ「となりの席の男子図鑑」

映画「檸檬のころ」は栃木で3日、東京(渋谷・池袋)では31日から公開になります。
栃木だけ早いのはロケ地だからです。もう明後日じゃないですか!
栃木のみなさん、よろしくお願いします。
あ、撮影に協力してくれた高校生で、三年生のみなさまは、「卒業おめでとうございます」かな? 今日。
学校ロケに協力して下さった芳賀高校は今日が卒業式で閉校式なんですね……。そうかあ。
by refri5erat0r | 2007-03-01 01:46 | 旧・雑記