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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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UAのお母さん(たぶん。途中から聴いてた番組なので自信がない)が歌う「ふるさと」をラジオで聴き、
ひとりでしくしく泣いてしまった豊島ミホです。
2、3番の歌詞を知らなかったよ! いや、聴いたことあっても憶えてなかったんだな。
1番に関しては「兎追ってないし」「小鮒釣ってないし」って感じなんだけど、
2、3番は無防備に耳にしてしまうと……キます! 注意!

泣いたので翌日帰省しました。

……というのは嘘で。ちゃんと「えきねっと」で指定席を取っておいたんで(だって盆ですよ)、
別に「ふるさと」聴かなくても帰省したんです。原稿が間に合わなかったらキャンセルしたろうけど。
聴いてしくしくしたのは本当だけどな!

私は、大まかに区切って5つの土地を転々としてきましたが、
そのなかで2番目に愛着がないのが故郷でした(1番はヒミツ☆)。
都会願望があって「オラ東京さ行ぐだ〜」と思っていた、わけでは全然なく、
田舎であること自体は気に入っていたんですが、
とにかく雪が降るのが許せない! 寒いのが嫌い! スキー授業が必修なのが最悪!
なので、小さな頃から「オラあったけドゴさ行ぐ〜」と思ってました。
みかんのなるくらい暖かいところで、みかん食べ放題の暮らしをするのが夢だったのです。

というわけで、特別故郷を愛しているわけではなく、
どっちかっていうと既に「故郷を捨てた裏切り者」になっている私ですが。

が、やっぱり故郷というのは切り離せないものなのかも、と思わせられたのが今回の帰省でした。
だってあの山の緑! しくしくしくしく(また泣く)
自分で測ってる愛着とは関係なく、こちらに腕を伸ばしてがばあと抱え込んでくるわけですよ!
私が町を好きじゃなくても、町が私を好き、みたいな。
よ、ようするに、否が応でも感覚が馴染む、ってことなんだけど。

サンダル履きで雨あがりのあぜみちを踏んだ時に、足裏に残る重たさとか。
一本足でひょろりと立ったトウモロコシのシルエット、のちょっとした整列とか。
歩くたびに無数の雑草が足首を叩いていく、その痒さとか。
その全部が、どこいったって自分のものに変わりない、と思ったんです。
たとえいつか外国に住んでも、この町から家族や友だちがいなくなっても、
戻ってくればここが故郷だと確信してしまうんじゃないだろか、と。

あっちょっと真面目に書いてる、私。

そんな帰省も正味3日であっという間に終わりまして、今これを書いているのは東京の家です。
東京は東京で、戻ってくるとやっぱり生活の場というか、
あるべきところにおさまったなあという安心感があるんですが。
(「馴染む」と「おさまる」は大きく違うわけです。)

今回はオマケのような掲載情報になってしまいましたが、
集英社のPR誌、「青春と読書」9月号、発売中です。
「小説すばる」にぽつぽつ書いてる小学生シリーズを、ここにも1本書かせていただきました。
「夜の朝顔」という短編です。今回は6年生。

「青春と読書」、今月の巻頭は谷川俊太郎さんの詩!
ちょっと爽快。……なんて、私は立場的に言っちゃいけないような詩なんですが。素敵です。
by refri5erat0r | 2005-08-22 12:03 | 旧・告知

掲載情報(8/15)

こんにちは。終戦記念日なのに肉を食べてしまった豊島ミホです。
家族の月命日には肉を食べないおうちで育ったのよ……。
なので、終戦記念日もなんとなく肉、だめっぽい!
と思いつつ、昼間っからカルビをじゅーじゅーしてしまいました。
いいの。肉が食べられる平和をかみしめるから(あんまり平和でもないけどな)。

「小説すばる」9月号に短編「ビニールの下の女の子」、
「IN★POCKET」8月号に「陽の子雨の子」第2回が載ってます。
どちらも毎月15日ごろ発売なので、そろそろ書店に並んでいるものかと思われます。
あ、「小すば」はホームページが先月のままなので、まだかも……。
前回も書いたけど、Webマガジン幻冬舎のエッセイは更新が1回お休みです。

今日はこころなしか町が静かです。蝉の声しかしない。
みんな田舎に帰ってるのかしら。
by refri5erat0r | 2005-08-15 12:50 | 旧・告知
こんばんは。隅田川の花火大会が自分の部屋から見えてご満悦の豊島ミホです。
部屋ったってアレですよ、3階で最上階ですよ。リバーサイドな高層マンションとかじゃねっすよ。
だから花火は親指の頭くらいの大きさにしか見えない!
でも、でも、見える! 
花火の見える家に住んだことがなかったので大興奮です。
となりの家の屋根の向こう、かつ銭湯の煙突とマンションの隙間にはさまってるような見え方なんで、
椅子の上に立って中腰にならないと見えないんですけど、
オラウータンのようにカーテンレールにつかまってキャアキャア言ってました(ひとりだから心の中で)。

かなり遅い告知ですが、Webマガジン幻冬舎の連載エッセイ「底辺女子高生」が
1日づけで更新されています。今回は夏休みの話。
今月は15日の更新がお盆休みでナシなのでご注意下さい。8月いっぱいはこのままです。

それから、季刊コミック誌「ease」、3号目が発売になってます。かわかみじゅんこさんに
「すこやかなのぞみ」(単行本「日傘のお兄さん」所収)をマンガ化していただいてます。
マンガ化作品というよりは、「原作をタネにしたマンガ」という感じ。
や、もう……余計なところをとりのぞいて「そう、これ!」っていうところを絶妙に描いてくれてます。
リンク貼るページが見つからないんで、気になる方は各ネット書店等で検索してみてください。
他執筆陣も豪華!

他にも「ひとりで花火大会に行くことがいかに楽しいか」ということなど書こうと思ったんですが、
そんな暇あったら仕事しろって感じになってます。8月はいろいろと詰まり気味。
でもね、美しいんですよ。カップルの波と視界の先に立ちふさがる高層マンションに負けず
前のめりに自転車を漕いで漕いで漕いだ末に頭上を染める光! 
あれです。「フランダースの犬」最終回で絵画に向かい合ったネロのような気持ちに……。

独り身女子のみなさん、あるていどご近所ならばたまには花火大会に立ち向かってみるのもよろしいかと。
ひとりで来てる男子は結構いますよ。恥じることはないんです!
私、今年もひとりで行きました。花火大会。
手さげに地図と小銭入れだけ突っ込んで、穴場を探すべく自転車で夜道をかっとばしました。
川べりに進んでいけばどこかで視界が開けるはず、と思ったんですが、やっぱりマンションが邪魔で、
このウォーターフロント族があああ! と心の叫びを抱きながら疾走。
最終的には普通に河川敷で見ました。
隣で「間」を持て余した感じの行き詰まり高校生カップルが、
しゃがみこんでそれぞれ首を垂れているのを横目で見つつほんのりと苦笑。

しょっぱいのか? これしょっぱい思い出になんのか? そんなことねーべよ!
by refri5erat0r | 2005-08-07 23:34 | 旧・告知