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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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6月のやばさとエロい純文学アンソロ(6/8)

こんびゃんみゃ豊島ミホです。
もう……6月やばい。ほんとやばい。まだ8日なのに明らかにやばい。
ちょっとこのブログにね! しばらく来ないようにしようと思います。
季節ごとのリニューアルもできずにいたけど
さすがにもう長袖は! 長袖はやめてちょ!! って感じだったので
間に合わせに去年のイラストを掲げcssで背景色だけ変えました……。



結構何かあるとスグ「ブログにかこ……」と思っちゃって
テキストエディタに下書きして
でも書いてから「こんなん載せられない」とか
「個人的すぎてどうでもいい」とかって 
載せなかったりすんですよね。

で、そーゆー文章を書くのに3、4時間かかっていたり。

そういう時間を今月は絶対に取っていられない←自分に言い聞かせてる

発売日に来れないと仮定してお先にお知らせしますと、
今月の掲載はレギュラーで
13日「別冊マーガレット」7月号(インタビュー、レビュー)
21日「特選小説」8月号(インタビュー)
です。イレギュラーのお仕事はありません。



これだけだとあれなんで最近読んだ本

戦後短篇小説再発見2 性の根源へ (講談社文芸文庫)

講談社


講談社文芸文庫なのでバキバキの純文学アンソロです(^p^)/

ただたんにエロ目的で買いました。
私の中での小説のエロ度は
アタリの純文学>>アタリのエロ小説>>>>ハズレのエロ小説
>>>>>ハズレの純文学

で「当たったら純文学のほうがエロい!」っていう
気持ちがあるので……。
あれです、「高額当せんする宝くじ」と、
「当せん確率上がるけど1等で数千万の宝くじ」の関係と
ちょうど同じです。私の中の純文とエンタメは。

さらには「戦後」くらいが一番(エロ描写的に)好きな時期なので
これ書店の店頭で見つけた時はほっくほくでカゴに放り込みました。




例によって面白そうなやつだけ拾い読み。

読んだのは
坂口安吾「戦争と一人の女」
田村泰次郎「鳩の街草話」
吉行淳之介「寝台の舟」
中上健次「赫髪」
富岡多恵子「遠い空」
村上龍「OFF」
古山高麗雄「セミの追憶」
(以上掲載順)です。

坂口安吾、田村泰次郎くらいがほどよくエロかった……(ほくほく)
ぶっちぎりキツかったのは富岡多恵子さんですわ!!
性の根源すぎるわ!!
東北の山ん中で60代のばーちゃんが他殺体で見つかるところから
始まる話ですが……もう……グロいのなんの……
行為と描写はさほどグロくないのに性欲のむき出しっぷりがグロい
主人公の女の語りの後半が生々しすぎてグロい(温泉のとこ)。
おまけになんら説明のない(想像でも補いきれない)オチがついていて
どんなエロ小説でもばっちこいの私ですら頭を抱えて縮こまりたくなる
ホラーな小説でした。気になる人はどうぞ。
なにもばっちこいじゃない人はトラウマクラスやわ……
これに比べると村上龍はグロくない
(グロさ勝負じゃないから別にいんですけど。村上さんのも面白かったけど)。



ぬおおおおエロい!!! ってなったのは中上健次です
読んだことなかったよ。今まで。
「ド純文」て感じなので正直敬遠していた。
「赫髪」はてきとーに拾った女がそのまま部屋にいついちゃって
やりまくる というわりと単純な話です。
文章が難しいけど筋が単純なのでなんとか追えたという感じ。
この人の文、難しいことは難しいよ、私には(TへT)

エロいのはまず女の子の存在感
昭和なのに髪をなんらかの(多分てきとーな)方法で脱色してて
子どもはふたりいて なのにその家出てきて……みたいな
多分ビッチなんですけど、すれてない。
男の人の描く「すれてない女」って、女目線では
「あざとい」「こびこびやん」みたいな方向に
行きがちじゃないですか?
でもこの小説の赤い髪の子は違うの
女目線で読んでかわいい……かわいいっていうと違うか。
素っぽい魅力がある。

なんかね! エロ小説に於いて「異性」って
記号っぽい、ふわっとした方向に行くのが普通だけど
逆もいいですね!

もうひとつ「エロい!」と思ったのは、
女性の絶頂描写です。。。
あれじゃないですか……結局男の人は……
わからないじゃないですか……
演技とかで一生「これが女の絶頂かあ〜」って
騙され続ける男の人もたぶんいるわけじゃないですか。。。。
そこがね。正確だった!

もっと突っ込んで言うと
女が読んで「正確だっ!」っと思うような書き方をしている。
つまりこうね。あれですよ。なんかもう説明すんのもモニョモニョしてくるけど
筋肉の……動きが……
非常にさらっと書いてあったので今「ここ」って
抜粋できない(見つけられない)んですけど、
まるで男から見たのじゃないような、触感主体の描写だったんですよ。
ほんとに内部で起こってることで。「おぉー///」ってなった。
まあらゆる意味で「女」の書きっぷりがすごかった。

この短編は『水の女』という本に入っているらしいので
そっちを買って読んでみようかな。と思いました。
でもそれも講談社文芸文庫で……
文芸文庫高い。昔から腹立つ程高い。
アンソロだとあんま気にならないのですが
(編集した人の努力への代金と思えば)
普通に単独著書を新装版にした作品だと正直ちょっと引く。。。
でも他に読む方法もなさそうだしなーーーー
今ある分で絶版だったら超やだしなーーー



「特選小説」読んでいても思うけど
やっぱ私の中でエロい娯楽の最高峰は小説です。
まんがもなかなかいいですけど……
入り込み度で言ったら小説が上に来る。
触感とかにおいとかを一番想像できるのは小説なんですよね、
だから小説というメディアはそもそもエロ向きだと思う。

明日から小説が全部エロ小説になっても私は全然構わない!!
のにな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とりあえず『水の女』は注文するか。
文庫1冊で1296円とかくるってる。
by refri5erat0r | 2014-06-08 22:45 | 読んだものの感想