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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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恋か病気かたからもの(2/25)

こんばんは豊島ミホです。
やっと今月の別マのお知らせ。
今ぶわーっとやらないともう次号になる!!

別冊マーガレット3月号発売中でっす!
今月も通常通り
インタビュー「(ペン子の)まんが家さんに会いたい!」八田鮎子先生2回目&
名作紹介「クラシックスこんにちは」藤村真理先生の『降っても晴れても』
書かせていただきました。

ペン子の4コマ……あんなの描いたら私もう2度と
「枝毛」描けないじゃないすか(滝汗)
あと刷ったら結局枝毛がわかりづらくてすいませんでした。
描くと自然とああなるはずなのに、目立つように描こうとするとそれはそれで難しい。

あと1回目でフォローし忘れたのですが
八田先生の似顔絵、南(塔子)先生の時と雰囲気違うのには理由があって……
南先生の回が終わった後に、担当さんから
「この似顔絵……私たちは南さんだって言われたらわかるけど
 読者さんには(南先生の自画像と違いすぎて)わかりづらいかも」
という指摘を受けて、「先生がたの自画像に近づける」って路線に変更したのです。
だから八田先生は! 自画像と同じく鮎(?)のお面をかぶっているのですよ!
ほんものはかぶっていないですよ!(あたりまえ)

今月掲載部分で強く印象に残ったのは、
「咲坂先生の描く男性キャラは香水をふってるみたい」のお話です〜
「わかりますーー!! ><」ってなったんですけど、
これ、「洸の香水」企画発表より前の収録なんですよ……!
やっぱりふってたか……みたいな(笑・作中でほんとにふってるかはわかりませんが)。

あっ今月のまんがスクール「私の投稿時代」は小夏先生だから
期間限定でデビュー作が読めるのね!
今読んできちゃいました。
すごい印象深いデビュー作だったので、もう1回読めてよかった。
PCかスマホでは次の別マ発売まで読めますので、みなさまもぜひに。



藤村先生の『降っても晴れても』はね〜……

私は! めっちゃ好きですね!

降っても晴れても 1 (集英社文庫―コミック版)

藤村 真理 / 集英社

降っても晴れても 2 (集英社文庫―コミック版)

藤村 真理 / 集英社

降っても晴れても 3 (集英社文庫―コミック版)

藤村 真理 / 集英社



本誌読んでない方のために説明すると、90年代前半に連載された
女の子と女の子のガチンコ……片思いまんがですわ!
百合まんがじゃないんだよね。。。あくまで片思いなんだよね。。。
しかも主人公の凪(なぎ)が「思われてる」サイド。
友だちの比呂(ひろ)がどんどん重くなっていくっていう……
なかなかヘヴィーな作品です。



ほんと、原稿本文にも書いたけど、女子同士って時に男女関係以上っすよね。。。
重さが(´;ω;`)
そうですこれは「経験者は語る」ですwwwww

でも私の場合は恋愛成分はなかったっすけど。
ああいう自傷的な行動パターンの女の子に思いっきり振り回されながら……
どっちかっていうと私のほうがすすんで共依存関係に落ちていく
(逆に向こうにとって相手は私じゃなくても誰でもいい)みたいな。
そんな経験をしました。。。
『降っても晴れても』で、凪はずっと健康で、異性に恋してて……
比呂とは(残酷なまでに)隔たった世界にいるけど、
その凪にもじゃっかん比呂の成分が入っていたら……
もっとずっと物語が不健全っていうか、ドロドロしちゃうの、
想像つきますよね??(´;ω;`)

だから凪と比呂、それぞれにムチャクチャ感情移入しながら読みました。
「なにこれデジャヴ?」みたいなシーン3箇所くらいあったw
「あーこれ私も言ったわ……」みたいな台詞すらあったwwww
ラストはほんと、救われました。
(現実と違うからこそな……。)

原稿でも言及しましたが、この物語のすごいところは
比呂の執着心が結局なんだったのか「断罪」されない
っていうことだと思います。
女の子→女の子の気持ちだと特に、
不安定な時期の独占欲とか、異性に恋する準備みたいなものとか、
そういうふうに解釈されて終わり! って展開も有り得るじゃないですか?
あとなんつっても、比呂の場合は……
率直に言ってもう臨床心理の用語で色々解釈できちゃうレベルていうか……
とにかく原因は全部自分にあるんじゃないのって。。。
感じるレベルにすら達しているんですけど。

でもそういうことがいっっさいなく!
ちゃんと「恋だった」っていう解釈のまま終わっているのが
ホントすごいわー……すすすごいわー……
と思いました。

まあ考えてみれば、何が恋で何が病気かなんていうのはね。
異性が相手だろうと全然わかんないことだよね。
そんな解釈を超えて存在するなんかでっかい気持ちって……
大きすぎて自分を滅することもあるかもしれないけど、
そういうラインを越えても残ったら、人生の宝だよね。。。

って、ほんとなんか読後感壮大な一作ですた。
これが文庫3冊にまとまっているなんてっ……!
藤村先生まじパネエです。



余談ですけど藤村先生って絵柄がこの辺りからずっと変わらない……
変わらないのにいつも古くない不思議すぎる絵だよね! って
昔誰かと喋ったことあるなあ。
『降っても〜』では比呂の髪のふんわり感と
凪の髪のサラサラつやつや感が、たまんない……たまんないす……。
いっぽうで本誌抜粋箇所みたいな「こっわ!」みたいな表情もあるしw
あれ、まんがスクールに投稿するともらえる原画集の、
表紙に抜かれてるコマなんですよね(今も同じかな?)。
読んだら「ここだったんだ〜」「なるほど〜」って思いました。

あと男の子がこの作品にもキーマンとして出てくるんですけど
藤村先生の男の子が、私は結構。。。いやものすごく生っぽく感じます。
若いと特に、怒りっぽかったり、変なとこで独占欲あったり、
なんだろね……男の子特有の、自分で自分を制御できない感じって
あると思うんですけど、
それがすごい表れつつ、女の子へのやさしさと共存してるから
う〜ん。性格が色っぽく映る。
女子校卒の人のほうが、異性を異性として見てるのかなって思うことがあります。



また長々と書いちゃったよ。ごめんなさえ。
私、別マの歴代キャラで一番内面が自分に似てる子選べと言われたら
比呂かもしれない……w なのでちょっと偏った思い入れが。。。
(あのわけのわからねー行動を全部解説できそうです……)
by refri5erat0r | 2014-02-25 23:00 | 読んだものの感想