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現ライター、豊島ミホのブログです。雑記帖ゆえ雑文が書かれていきます。カテゴリの「はじめに」も是非お読み下さいませ。


by 豊島ミホ
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別マ8月号発売!+わたしの好きなおじさん(7/13)

こんにちは、豊島ミホです。
別冊マーガレット8月号、本日発売になりました!
今月のみどころはなんといっても、幸田もも子先生の新連載初回!!
『ヒロイン失格』を終えてからこんなに即!! 戻ってきてくれて
読者としては嬉しい限りです! というかなんかもうありがたいです! なむなむ。

新連載の「センセイ君主」は、リア充ぽいのに非モテな女子・さまるん(←あだ名)が主人公。
そして『ヒロイン失格』の弘光君のお兄さんとゆー設定の
弘光先生が……なんだかキーパーソン的な存在として登場します。
弘光君がさらにパワーアップした風の……論理で心理をえぐり系☆センセイ
『ヒロイン失格』だって結構えぐってきたのに……
これ以上えぐる気なんでしょうか幸田せんせいは……
楽しみです!

ちなみに私は小学校の時の担任の先生が弘光先生と同じ雰囲気に見えてました・笑
かっこいい補正www
ほんとは「メガネ」「無愛想」「理系」しか合ってないとおもいます。

1ヶ月遅れのWeb版読者ページも更新されてますが
今回更新分につきましては、雑誌発売時の記事でこってり語りましたので割愛で。



あとですね。お知らせというか、みなさんご存知でしたか? な情報なのですが、
集英社の少女・女性向けまんが合同の直営電子書籍ストア
「マーガレットBOOKストア!」が先月末にオープンしました!
iPhoneアプリ形式のストアです。

特徴はなんといっても、アプリの中で支払いができること!
つまり、個人情報&クレジットカードをサイトで登録して
IDとパスワードを管理云々……っていうのが必要ないのです。
精算はAppleアカウント経由。
集英社のコミックスは、KindleやiBooksはじめ色んな形式で買うことができるのですが
(私もいろんな形式を試したよ……3つにばらけちゃってるよ……)、
直営が一番……安い?
コミックス1冊が基本、
iBooks→370円 Kindle・honto→368円 マーガレットストア→350円
ですね。ざっと調べた感じ。きっと標準価格が368円なんですね。

でもまあKindleで揃えたいとかそういう理由があれば。あれですけど。
まだ電子書籍でコミックス買ったことないよーという方には
「マーガレットBOOKストア!」がオススメです☆
アイコンもピンクでかわいいよーヽ( ´ ∀ ` )ノ 公式で見られます。
公式によれば、Android版も、リリース予定があるみたいですね。
皆様ぜひぜひ。
私もこれからはマーガレットストアでびしばしコミックス買うぜ!



さて今回の集英社広報はここまでだッ……!

他社さん広報行きます☆

南綾子の新刊『わたしの好きなおじさん』

わたしの好きなおじさん (実業之日本社文庫)

南 綾子 / 実業之日本社



発売からちょっと遅れて読みました。
ちょうど、この本の表紙イラスト(かわいい)を担当した
さやかさんに連絡する用事があったので
「いつも行く書店のおじさんにこの本を口頭で注文しようと思う!」と報告したところ
(※私はこういう無意味なドッキリが好きです。
  ドッキリしてるのはむしろ自分だけという説がありますが)
「ぜひやって下さい! なんなら動画で中継して下さい!」とか言われたのです。
そしてなんの疑いもなく注文するつもりでいたのですが、
ある日、普段行かない書店に立ち寄った時にふと
「ここにあったら買ってしまおうかな」
と思ったんですよ。

そしたら文庫の棚に平積まれていて。
こんな文句がデカデカと書かれたオビが目に飛び込んできたね……!


ちょっぴりエッチな恋愛小説集
こんなおじさんに、抱かれたい。


おいおいおいおい!!!!
ドッキリを通り越してセクハラで捕まるところだったじゃないですか!!!!!
さやかさん止めてよ!!!!
そして「ちょっぴりエッチ」を小さめのフォントで書いたところで
「抱かれたい。」って書いたらもう買いやすさぶちこわしだよ担当の人!!

結局本はその本屋で買ったので(レジは年配の女性だった)、
いつも行く書店のおじさんは私がそんなタイトルの本を買ったことすら知りません。
よかった。
みなさんにはこの本はAmazonなどで注文することを強くすすめます。

……っていう小話が本題じゃなくてだな。

この本はパネエ

というのが本題です。
この本は、っていうか、最後の1編「ふしぎなおじさん」が。
読んでる間に「やばいやばいやばいこれはほんとやばい」と思ったね。

ぶっちゃけてそこまでの5編はわりと「いつもの南さん(※エロあり)」です。
「問題小説」とか「特選小説」とか
別マを読んでいるお嬢さん方には縁のない感じの小説雑誌に
載るエロクオリティで、物語の文脈のみ女性向け小説になっている感じです。
「わたしの好きなおじさん」というタイトルからは、
数年前に流行った「枯れ専」とかいうジェントルなおじさまを連想する人も多いことでしょうが
南さんがそんなの書くわけないじゃん。っていう。アレですよね。
短編のおおかたでは、ダイレクトにエロいおっさんたちが跋扈(ばっこ)しています。

まあ、それもいい。いいんです。いつも通り南さんは上手いです。

しかしだ!
「ふしぎなおじさん」はそういういつもの「いい」くらいのレベルを
軽く凌駕している……!

こういうふうにやたら1編だけ褒められるのはどうなのだろう。
作家として微妙かもしれない。
でも本当に、他がだめだったわけじゃないんだよ! 1編が抜きん出ていたんだよ!

どれくらいかっていうと、まあ、
「私が読んできた恋愛小説ベスト5」に確実に食い込むくらい。
ということは瀬戸内晴美とかとガチで競るくらい。

なんかねええええ!!!
「泣ける」とかそういうことじゃないと思うんですよ恋愛小説て!
「恋愛だな」っていうそれだけだと思うんですよ!

意味わからないか? わからないですよね?
ごめん全然説明できない。どういう理由で心動かされたか。
個人的にどこがツボったのかは説明できるけど。
多分「恋愛」が色んなものとつながっているのが作中でちゃんと見えるところだな。
血縁と業、それと真逆の個人の意思、幸せに向かって生きる気持ち?
なんだろー世の中には、人を堕とそうとする力と、上げようとする力が
みっちりどこにでも存在していて、
たとえば磁石の磁場? みたいに、目に見えないけどずーと個人に対して働いていると思う、
それが、別の強い磁石を近づけた時みたいに
バチンッて全部変わり得るのが「恋愛」じゃないですか?
今書きながら思ったんだけど。
なんかそういうのが、文庫1冊の半分以下の分量に全部収まってる。
力作、奇作、快作だと思うよーーーー!!!!!

読んでよ!
読んで下さいよ!
南綾子に代わって私が土下座するよ!(勝手に代わるなって話)

今回ほど「私が書評家だったらなあ……」と思ったことはありません。
(書評家になりたいということじゃないですけど。
 気分じゃなくても小説読まなきゃいけない仕事絶対無理ですごめんなさい。)
私が……権力ある書評家だったら……この作品を放ってはおかないのに……。
あ、権力なくてもか。でもどうせならあるほうがいいよ。



唐突ですが、
私今月、別マにコラムも書いたんだった。
っていうことを今思い出しました。
宮崎駿監督の新作『風立ちぬ』に少々無理やり気味にかけて
恋愛小説案内的なコラムを、読者ページの後に1ページ書かせていただいています。
今月はコミックスじゃなくて小説についてのコラムなんです。
先月、堀辰雄の「風立ちぬ」を読んでいたのはこのためでした。
その時の記事に引用した山田詠美さんの引用元は『無銭優雅』です。
この2作についてのご紹介記事になってます。

別マに「堀辰雄」とか書くのは相当罪悪感あったよ……。
でもバキバキの(わたしなんか目じゃないくらいの)文学少女読者さんがいると
信じて書きました。よろしくお願いします。



ブログに載せるつもりで書いたけどなんか浮いちゃう感じになった文章を
エッセイとしてパブーに上げてみたり、
それの告知をキッカケとしてGoogle+を(一般公開で)始めてみたり。
今週はそんなこともしてたんだけど、たいがいこの記事長いので、
それのお知らせはまた今度にします。
どうしても早く見たいという奇特な方は、このブログのプロフィールページ
Google+へのリンクを追加しておいたので、そちらでどうぞ。
by refri5erat0r | 2013-07-13 12:15 | 読んだものの感想